第1回「記憶の道」シンポジウム 「On the Road 越境するイメージ」

 
 
本シンポジウムは終了しました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

人類のイメージと表現を探り、新たな“未知の領域”を切り拓く

 

多摩美術大学芸術人類学研究所が毎年秋に開催するシンポジウム。2013年より継続してきた「土地と力」シンポジウムシリーズが10回目を迎える今年、研究所はさらなるステージへと進むため、新たに「道」をテーマに掲げた「記憶の道」シリーズを始めます。

道と聞いて、その響きからどんなイメージを思い浮かべるでしょう。荒野の一本道、険しい山道、人間には通れない獣道。絹の道や大陸横断鉄道といった歴史上の移動。あるいは「道理」というように、道はルールや法を意味するいっぽう、道なき道をゆかねばならない人々にとっては運命と同義ともなります。全世界でいったん人の移動が停止し、今度は紛争や戦火を逃れ国境を越える人々の波が止まらないという激動の時代に、人類はどこを目指すのでしょうか。

年次シンポジウムは、さまざまな領域を越えて集い、それぞれの方法を活かして共に議論し考えるための、学際的クロスロードです。未知の領域を切り拓く、新たな一歩になることを期待しています。

 

 


 

多摩美術大学 芸術人類学研究所+芸術学科21世紀文化論 共催

第1回「記憶の道」シンポジウム

On the Road  越境するイメージ

 


◉開催概要

日 時  2022年11月12日(土)13:30〜16:30(開場13:00)

会 場  多摩美術大学 八王子キャンパス レクチャーBホール(YouTubeでのライブ配信あり)

参加費  無料

 

登壇者

鶴岡真弓 所長(芸術文明史家)

港 千尋 所員(写真家)

安藤礼二 所員(文芸評論家)

椹木野衣 所員(美術批評家)

金子 遊 所員(批評家・映像作家)

佐藤直樹 所員(デザイナー・画家)

金沢百枝 所員(美術史家)

 

会場参加について

・本学学生・教職員は事前申込不要。直接会場へお越しください。

・学外・一般の方の「会場参加」は事前申込制(定員は先着30名程度、申込が定員に達し次第締切)

 

学外・一般の方の会場参加申込はコチラ▶︎募集は締め切りました

 

※着席時の定員は200名。先着順で入場・着席していただき、満席の場合は立ち見となります。
※当日はYouTubeでのライブ配信あり

 


◉プログラム

 

13:30~13:40 

オープニング(全体進行:港千尋)

挨拶(鶴岡真弓)

 

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●前半(13:40〜15:00)

主旨説明

○発表 ① 椹木野衣 「途中と未知

○発表 ② 佐藤直樹 「“地場との交接”を媒介するアートとデザイン

○発表 ③ 港千尋「雷が通る

前半トークセッション

 

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休憩

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●後半(15:10〜16:25)

○発表④ 金子遊 「旅の映画がたどる道」

○発表⑤ 安藤礼二 「黒曜石の道

○発表⑥ 金沢百枝「中世ヨーロッパの道と聖堂美術

後半トークセッション

 

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16:25~16:30 

クロージング

 

 

※プログラムや発表内容は、都合により変更する場合がありますのでご了承ください。

 

▶︎【発表要旨】

*会場での配布資料

 

 


◉登壇者プロフィール

 

 

鶴岡 真弓|Mayumi Tsuruoka

芸術文明史家。多摩美術大学名誉教授、芸術人類学研究所所長、美術館館長。ケルト芸術文化・ユーロ=アジア民族デザイン交流史を軸に、西はアイルランド、東はシベリア・日本列島に至る「生命デザイン」を追跡中。主著に『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』『装飾する魂』『京都異国遺産』『ケルト 再生の思想──ハロウィンからの生命循環』『ケルトの想像力─歴史・神話・芸術─』『装飾デザインを読みとく30のストーリー』『ケルトの魂』など多数。

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港 千尋|Chihiro Minato

写真家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。芸術の発生、記憶の予兆などをテーマに制作と研究を続けている。著書に『記憶──創造と想起の力』『洞窟へ──心とイメージのアルケオロジー』『風景論──変貌する地球と日本の記憶』『インフラグラム──映像文明の新世紀』『現代色彩論講義──本当の色を求めて』など多数。ブリティッシュ・コロンビア大学人類学博物館「記憶のための未来──東日本大震災後のアートと暮らし」展(カナダ、2021年)に出品。

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安藤 礼二|Reiji Ando

文芸評論家。多摩美術大学図書館長、教授、芸術人類学研究所所員。大学時代は考古学と人類学を専攻。出版社の編集者を経て、文芸評論家として活動。主著に『神々の闘争 折口信夫論』『光の曼陀羅 日本文学論』『大拙』『列島祝祭論』『迷宮と宇宙』『熊楠 生命と霊性』『縄文論』など多数。監訳書に井筒俊彦『言語と呪術』がある。現在、『群像』で「空海」を連載中。

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椹木 野衣|Noi Sawaragi

美術批評家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。1991年に最初の評論集『シミュレーショニズム』を刊行、他に『日本・現代・美術』『反アート入門』『後美術論』『震美術論』『感性は感動しない』など多数。福島県の帰還困難区域で開催中の「見に行くことができない展覧会」、“Don’t Follow the Wind”では実行委員も務める。「平成美術:うたかたと瓦礫 1989–2019」(京都市京セラ美術館新館、2021年)企画・監修。

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金子 遊|Yu Kaneko

批評家、映像作家。多摩美術大学准教授、芸術人類学研究所所員。著書に『映像の境域』でサントリー学芸賞〈芸術・文学部門〉受賞。他の著書に『辺境のフォークロア』『異境の文学』『ドキュメンタリー映画術』『混血列島論』『悦楽のクリティシズム』『光学のエスノグラフィ──フィールドワーク/映画批評』がある。共編著に『クリス・マルケル』『アピチャッポン・ウィーラセタクン』、共訳書にティム・インゴルド著『メイキング』、アルフォンソ・リンギス著『暴力と輝き』など。

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佐藤 直樹|Naoki Sato

デザイナー、画家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。1994年に『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年アジール・デザイン(現アジール)設立。2012年からスタートしたアートプロジェクト「トランスアーツ東京(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移す。「東京ビエンナーレ」クリエイティブディレクター。「アーツ千代田 3331」デザインディレクター。

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金沢 百枝|Momo Kanazawa

美術史家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。主な著書に『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会、島田謹二記念学藝賞)、『ロマネスク美術革命』(新潮社、第38回サントリー学芸賞、『イタリア古寺巡礼 シチリア→ナポリ』(新潮社)など。『工芸青花』(新潮社)でスぺイン、スイス、ロシアなどのロマネスク美術紀行を連載中。

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▶︎ポスターデザイン

ポスター・ウェブバナーデザイン 中村陽道

 

 


 

交通アクセス

 

お問い合わせ

多摩美術大学 芸術人類学研究所
〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723 メディアセンター4F

TEL:042-679-5697 Email:iaa_info@tamabi.ac.jp
URL:https://www.tamabi.ac.jp/iaa/