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Feb 10, 2009

「刺繍でつづるモン族の物語」展

東京の馬喰町にあるギャラリーART+EATの展示を拝見してきました。 今回の展覧会ではベトナム戦争の頃に、ラオスやベトナムからタイの難民キャンプに逃れてきた モン族(苗族)の見事な刺繍芸術を見ることができます。

古い伝統文化をもつモン族は、文字をもたないために昔から記録手段として 刺繍を用いてきました。モン語のローマ字表記による記述を行うようになった今も、 モン族の子どもたちは幼い頃から針と糸を持ち、色彩鮮やかな刺繍で記憶を紡いでいます。

動物や植物に囲まれた伝統的な暮らし、戦闘機による爆撃、メコン川を泳いで渡る 劇的な情景などが、神話や叙事詩のように見事に描写されています。 また、難民キャンプで製作された民話を題材とする素晴らしい刺繍絵本も展示されていました。

今回の展覧会では 社団法人シャンティ国際ボランティア会 によって輸入されたモン族の手工芸品の販売も行なわれています。

素晴らしい展覧会ですので、ぜひご覧下さい。

「刺繍でつづるモン族の物語」展 期間:2009年2月3日(火)--21日(土) 場所:馬喰町ART+EAT 〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ 竹澤ビル202 TEL/FAX 03-6413-8049  URL http://www.art-eat.com 営業時間:11:00--19:00(日・月・祝日休廊) ※最終日は17:00まで

ポスト @ 2009/02/10 11:37 | お知らせ

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