第9回「土地と力」シンポジウム 「旅と書物 —— 空間と時間の隔たりを超えて」

 

本シンポジウムは終了しました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 
 

⼈類学者は世界を旅し、さまざまな驚異に出会う。芸術家は、その驚異を作品として造形化していく。いまわれわれがいる現実とは異なった世界の相貌を垣間⾒せてくれるものが⼈類学者の旅であるとするならば、その旅は、空間的な移動だけには限られないはずだ。時間的な移動もまた、⼈類学のもつ可能性の⼀つであろう。そして、⼈類学者が同時に芸術家でもあらなければならないとするならば、空間の彼⽅、時間の彼⽅で出会った驚異を作品として造形化したものこそが書物となろう。

芸術⼈類学研究所は、新たな研究所員を迎え、新たなステージへ移⾏しようとしている。そのうちの2⼈、⾦⼦遊所員に空間の旅の果てで出会った、⼈間と精霊が⼀体化する「ジャワ島の憑依芸能」を、⾦沢百枝所員に時間の果てで出会った、ヨーロッパの古層がこだまする「フランス中世写本とロマネスク彫刻」を報告してもらい、さらにそこに所⻑以下所員全員が参加する「旅と書物」をめぐるシンポジウムを開催する。

 

 

ポスターのPDF▶︎▶︎▶︎こちら

 

 

 

 

2020年度 多摩美術大学 芸術人類学研究所 主催

第9回「土地と力」シンポジウム

旅と書物 空間と時間の隔たりを超えて

 

 


◉開催概要

日 時  2021年11月27日(土)13:30–16:00(終了予定)

会 場  オンライン開催(YouTubeライブ配信)

参加無料/事前申込み不要

 

【配信チャンネル】 

※どなたでも参加可能なイベントです。
終了後のアーカイヴ配信は予定していません。   →「11月29日(月)10:00まで」アーカイブ配信決定!!

 

 

出 演

鶴岡真弓 所長(芸術文明史家)

港 千尋 所員(写真家)

安藤礼二 所員(文芸評論家)

椹木野衣 所員(美術批評家)

金子 遊 所員(批評家・映像作家)

佐藤直樹 所員(デザイナー・画家)

金沢百枝 所員(美術史家)

 

 


◉プログラム

 

13:30~ 

開会・挨拶

………………………………

●前半(13:40〜14:25)

○主旨説明

○基調報告 1 金沢百枝 「フランス中世の写本挿絵とロマネスク彫刻 〜ヨーロッパの古層の遠いこだま〜」

・コメント① 鶴岡真弓

・コメント② 港千尋

………………………………

休憩(10分)

………………………………

●後半(14:35〜15:15)

○基調報告 2 金子遊 「ジャワ島の憑依芸能」

・コメント① 椹木野衣

・コメント② 佐藤直樹

………………………………          

 休憩(10分)

………………………………

●全体討議(15:25〜15:55)

 鶴岡真弓、港千尋、安藤礼二、椹木野衣、金子遊、佐藤直樹、金沢百枝

………………………………

15:55~ 

閉会・挨拶

 

 

※プログラムや発表内容は、都合により変更する場合がありますのでご了承ください。

 


◉出演者プロフィール

 

 

鶴岡真弓|Mayumi Tsuruoka

芸術文明史家。多摩美術大学名誉教授、芸術人類学研究所所長、美術館館長。ケルト芸術文化・ユーロ=アジア民族デザイン交流史を軸に、西はアイルランド、東はシベリア・日本列島に至る「生命デザイン」を追跡中。主著に『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』『装飾する魂』『京都異国遺産』『ケルト 再生の思想──ハロウィンからの生命循環』『ケルトの想像力─歴史・神話・芸術─』『装飾デザインを読みとく30のストーリー』『ケルトの魂』など多数。

▶︎詳細

 

 

港  千尋|Chihiro Minato

写真家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。芸術の発生、記憶の予兆などをテーマに制作と研究を続けている。著書に『記憶──創造と想起の力』『洞窟へ──心とイメージのアルケオロジー』『風景論──変貌する地球と日本の記憶』『インフラグラム──映像文明の新世紀』『現代色彩論講義──本当の色を求めて』など多数。ブリティッシュ・コロンビア大学人類学博物館「記憶のための未来──東日本大震災後のアートと暮らし」展(カナダ、2021年)に出品。

▶︎詳細

 

 

安藤 礼二|Reiji Ando

文芸評論家。多摩美術大学図書館長、教授、芸術人類学研究所所員。大学時代は考古学と人類学を専攻。出版社の編集者を経て、文芸評論家として活動。主著に『神々の闘争 折口信夫論』『光の曼陀羅 日本文学論』『大拙』『列島祝祭論』『迷宮と宇宙』『熊楠 生命と霊性』など多数。監訳書に井筒俊彦『言語と呪術』がある。現在、『群像』で「空海」を連載中。

▶︎詳細

 

 

椹木 野衣|Noi Sawaragi

美術批評家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。1991年に最初の評論集『シミュレーショニズム』を刊行、他に『日本・現代・美術』『反アート入門』『後美術論』『震美術論』『感性は感動しない』など多数。福島県の帰還困難区域で開催中の「見に行くことができない展覧会」、“Don’t Follow the Wind”では実行委員も務める。「平成美術:うたかたと瓦礫 1989–2019」(京都市京セラ美術館新館、2021年)企画・監修。

▶︎詳細

 

 

金子 遊|Yu Kaneko

批評家、映像作家。多摩美術大学准教授、芸術人類学研究所所員。著書に『映像の境域』でサントリー学芸賞〈芸術・文学部門〉受賞。他の著書に『辺境のフォークロア』『異境の文学』『ドキュメンタリー映画術』『混血列島論』『悦楽のクリティシズム』『光学のエスノグラフィ──フィールドワーク/映画批評』がある。共編著に『クリス・マルケル』『アピチャッポン・ウィーラセタクン』、共訳書にティム・インゴルド著『メイキング』、アルフォンソ・リンギス著『暴力と輝き』など。

▶︎詳細

 

 

佐藤 直樹|Naoki Sato

デザイナー、画家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。1994年に『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年アジール・デザイン(現アジール)設立。2012年からスタートしたアートプロジェクト「トランスアーツ東京(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移す。「東京ビエンナーレ2020/2021」クリエイティブディレクター。「アーツ千代田 3331」デザインディレクター。

▶︎詳細

 

 

金沢百枝|Momo Kanazawa

美術史家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。主な著書に『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会、島田謹二記念学藝賞)、『ロマネスク美術革命』(新潮社、第38回サントリー学芸賞、『イタリア古寺巡礼 シチリア→ナポリ』(新潮社)など。『工芸青花』(新潮社)でスぺイン、スイス、ロシアなどのロマネスク美術紀行を連載中。

▶︎詳細

 

 

 


◉関連展示「旅と書物」

 

シンポジウムテーマ「旅と書物――空間と時間の隔たりを超えて」に関連した展示をご覧いただけます。

会 期  2021年11月19日(金)- 27日(土)  *20日(土)・21日(日)休館

時 間  10:00 – 19:00   *27日(土)は17:00まで

会 場  多摩美術大学 八王子図書館・アーケードギャラリー

入場無料

 

※多摩美の学生・教職員のみ観覧可能です。(現在、学外の方の図書館入場・見学は不可となっています。)

 

記録映像(YouTubeチャンネルにて公開中)

 


 

お問い合わせ

多摩美術大学 芸術人類学研究所
〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723 メディアセンター4F

TEL:042-679-5697 Email:iaa_info@tamabi.ac.jp
URL:https://www.tamabi.ac.jp/iaa/