CMTEL - Color Material Trend Exploration Laboratory -

こんにちは、今回は株式会社エクシールコーポレーションさんより提供して頂いた「ウレタンゲル」をご紹介します！

●ウレタンゲルとは
従来のゴム系素材にはなかった自己粘着性、弾力、耐久性、柔らかさを兼ね備えた超軟質エラストマーゲルです。エネルギーの吸収にも優れているため、医療、介護、スポーツなどの防振材、緩衝材等の幅広い用途で使用されています。ウレタンゲルは物理強度も高く、伸び率500％〜1000％という超軟質性です。

数ある製品の中でCMTELで展示しているのはこちら、人肌のゲルサンプルです。

人肌のゲルはその名の通り、人肌の柔らかさを表現した超軟質ウレタン造形用樹脂です。硬度は・０(柔らかめ)・5(普通)・15(硬め)の3種類があります。超低硬度でも強度があります。人体模型、フィギュア、保護パットなどの用途に使われています。乳白色と透明色があり、染めることも可能です。

人肌のゲル原液は成型用樹脂として100gから販売されています。その他にも柔らかいスポンジ状の人肌のゲル発泡タイプもあるのでぜひチェックしてみてください。
エクシールオンラインショップ

成型用ではありませんが人肌のゲルシートも展示しています。自己粘着性が高く、とても柔らかいです。衝撃吸収性、クッション性に優れている為、緩衝材として使用されます。

また、ハイパーゲルシートという素材も展示しています。

ハイパーゲルシートは透明な超軟質のエラストマーでエネルギー吸収性に極めて優れた素材です。衝撃の90%以上を吸収し、耐久性と強度を兼ね備えた素材です。硬度は15(柔らかめ)、30、50，70(硬め)の４種類があり、硬度が高まる程、粘着性の弱いものになっています。

その他にも緩衝、傷防止クッション材のソフトクッションや、ドームシールのサンプルも展示しています。

株式会社エクシールコーポレーションさんの造形用樹脂はその柔らかい触感と弾力性に特徴があるので是非一度手に取って実感してみて下さい!

こんにちは。今回はコルク素材を紹介します！

コルクと言いましても様々な種類があり、その中から用途に適したものを選ぶことでコルクの可能性を広げることができます。今回ご紹介するのはテラ株式会社さんのコルク素材で、普通コルク(圧搾コルク) 、パワフルコルク、ラバーコルク、リサイクルコルクの4種類があります。

4種類の簡単な説明をします。

普通コルク(圧搾コルク)

従来のコルクを指します。「圧搾」と言う言葉は「強い圧力で押し付ける」という意味で、コルク物を固めて作っているコルクです。主にワイン栓の抜き屑を粒状に粉砕し、熱硬化性接着剤を混ぜ合わせ加圧加熱でブロックを作ります。切削加工やくり抜き加工などに向いており、厚みも様々です。

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パワフルコルク

コルク素材特性の長所を最大限に引き出し、普通コルクより曲げや割れに強く、耐水性があるコルク。環境設計にも優れ、使わなくなったコルクを何度も再生できます。成型の自由度が大きく、水にぬれても、強度と性能を保てるコルクです。型による成型加工などができます。また漆等の塗料を塗ったサンプルもCMTELでは展示しています。

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ラバーコルク

ラバーコルクは、合成ゴムの中にコルク粒子を均一に混ぜ合わせたものです。屈曲性に強く、磨耗にも強いので、耐久性が必要なシーンで使われています。写真のように思いっきり曲げてもコルクが崩れることはありません。

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リサイクルコルク

使用済みのコルク栓類（ワイン栓・シャンパン栓等）、工場生産時に排出される規格外コルクくず、未使用コルク栓類で商品にならない規格外コルク栓類を、全量から一定量の割合でバージンコルク粒を混ぜて製造したコルク製品です。写真では大きさの異なったコルクが入っているのがわかりますね。

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上でも挙げましたパワフルコルクは、テラ株式会社さんが扱っているコルクの中でも特徴的な性質を持つコルクです。普通のコルクより曲げに強いので、薄くスライスしたものを下の写真のように３次曲面へ貼付けることも可能です。パワフルコルクを使えば、大掛かりな機械がなくてもコルクの素材感を活かした提案ができると思います。

またシルク印刷を施したサンプルなども展示しております。

コルクは切削や型押しなどの加工も可能ですが、今回紹介しましたパワフルコルクを使うことで、コルク素材をより身近なものに転用し、制作に活かせるのではないかと思います。
是非一度CMTELにて様々なコルクサンプルに触れてみて下さい。

テラ株式会社さんが運営しているwebサイトの紹介です。

コルクワールド
コルク素材に関する知識や情報を公開している法人向けサイト。商品の企画やコルクに関する相談なども受け付けています。コルクのことをもっと知りたい方はこちらのサイトがおすすめです。

コルク屋本舗
個人向け通販サイト。 コルクを使った様々な製品が購入できます。

ビストロ・コルク
小型店舗向け商品企画サイト。こちらで取り扱っているコルク素材のメニューブックはCMTELでも展示しています。

新着素材のお知らせです!

株式会社名古屋モウルドさんよりパルプモールドのサンプルを提供して頂きました！

●パルプモールドとは
鶏卵、青果物、工業製品用の緩衝材として用いられた成型品です。古紙を水で溶かし、接着剤などではなく、紙の水素結合により自然接着しています。

今回ご紹介する名古屋モウルドさんは主に工業製品用の緩衝材としてのパルプモールド製造を扱っていますが、作品、成型品としてのパルプモールドにも対応しています。特徴的な質感を活かし、発想次第であらゆるものに生まれ変われます。古紙を原料としているので、焼却、廃棄、再生も可能な上、撥水加工、耐圧強度、矯正プレスなどにも対応できます。

頂いたサンプルはこちら。実際に緩衝材として使われているパルプモールド。

デザイナーとのコラボにより出来上がった作品も提供して頂きました。
こちらは DESIGN TIDE TOKYO 2011にも出展されたKANIKAPILA DESIGN・園部道子さんによる
「fade clock」(左)と「snowtray」(右)です。

こちらはmag design labo. 花澤啓太さんによる「ランプ」です。

また、株式会社名古屋モウルドさんでは古紙(カーボン紙、ラミネート紙など特定の紙を除く)の持ち込みも受け付けており、作品づくりの相談にも対応してくれます。パルプモールドづくりに興味がある方は是非株式会社名古屋モウルドさんのホームページからお問い合わせください。

株式会社名古屋モウルド http://www.mould.co.jp/index.html

こんにちは、今回は静電植毛という加工方法を紹介します。

静電植毛とは、、、
長さ1mm前後にカットした繊維(パイル・フロック) を静電気を利用し飛翔させ、予め接着剤を塗布した素材に植え着ける技術です。フロッキー・静電植毛・電着植毛など様々な名前で呼ばれますが全て同じ植毛加工です。
植毛技術は身近な製品でいうと、こたつのヒーターのカバー部分や、指輪や宝石を入れるケース などに使われています。ベルベットのような触感が特徴で、主に人の肌が直接触れる部分に施されている加工技術です。

こちらの写真はプラモデルに静電植毛加工を施したもので、フワフワとした柔らかい印象になります。
今回は有限会社伸栄プラスチックさんにご提供いただきました。
以下では、静電植毛加工の特徴や、伸栄プラスチックさんで扱っている技術を紹介をします。

静電植毛加工の特徴
□カタチを選ばない！
静電植毛はあくまでも塗装です､そのため複雑な形状にも加工が可能です。

□機能性に注目！
静電植毛を施すことにより､さまざまな機能性を持たせることができます。
断熱効果／遮光効果／摩擦・制動効果／結露防止効果／防音・吸音効果
感触や見た目だけでなく、機能性に注目した作品づくりも可能ですね！

□さまざまな素材による静電気植毛！
ソフトタッチパイル：従来の短繊維（パイル）よりも滑らかで高級感のある手触り。
消臭パイル：消臭効果のある短繊維（パイル）。 詳しい説明>>
天然レーザーパイル：本皮の短繊維（パイル）。独特の高級感、質感、手触りが特徴。
また、オリジナルの商品開発も行っているので、アイディア次第で、新しい質感のパイルにチャレンジするのも面白いかもしれません！

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CMTEL展示サンプル紹介

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CMTELではプラモデルを静電植毛サンプルとして展示しています。
どちらも柔らかな質感でかわいいのですが加工するもののカタチや選ぶ色によっても印象が少し変わるようです。

また、静電植毛はマスキングもできるので、実際に動くような作品や、可動部分がある作品にも加工を施せます。
アイディア次第でいろいろなものに応用できる技術です。配布用の詳しい資料も伸栄プラスチックさんに作っていただきましたので、実物と合わせてぜひ一度CMTELで静電植毛に触れてみてください。

伸栄プラスチックさんのHPはこちら
↓↓↓

こんにちは。
今回はCMTELにある雑誌を特集します。

まずは季刊誌の「流行色」です。この雑誌はカラートレンド専門誌であり、年間４回(3月、5月、9月、12月)発行されます。ファッションだけでなく、プロダクトやインテリア製品、化粧品などさまざまな分野のトレンドカラーを予測し、海外各国の展示会動向やシーズンごとの市場のカラー動向まで、色に関する様々な情報を掲載しています。

「mix」はデザイン、カラー、素材、プロダクト、建築などの最新トレンドを紹介しており、おなじく季刊誌(3月、6月、8月、12月発行)です。新しいトレンドや革新的なプロジェクトを豊富なビジュアルで解説するのでとても見やすく、的確なトレンド情報が得られます。

「WWD」には週刊誌の「WWD Japan」、「WWD Trend Book」、季刊誌の「WWD INFAS」(2月、5月、8月、11月の25日)と「WWD Men’s」があります。「WWD Japan」にはJewelry, Eyewear, Bagをそれぞれ特集した冊子など主にファッションを取り上げた雑誌です。NYに日刊紙を持つ唯一のファッション週刊誌であり、ミラノ、パリなど世界各国からのファッション、トレンド情報を掲載しています。

「カルラントレンドブック」はフランス・パリにあるCARLIN International社から発信されるトレンドブックです。厳密な社会背景の分析や予測を行い、それらを基に1年半から2年先のシーズンテーマを掲載しています。全部で15種類のカテゴリーがありますが、CMTELではその中でも「IMPULSES」(1月、7月の年2回発行)を取り扱っています。毎号には5つのテーマを掲げており、それらのテーマに沿った最新の素材、デザイン、建築や芸術を分析し、解読しています。実際のマテリアルやテキスタイルも貼り合わせてあるので質感も体感できるようになっています。本文は英語とフランス語ですが和訳もついているので、ぜひ照らし合わせてお読み下さい。

これらの雑誌は実際には書店に並んでいないものもあり、大変貴重な資料になると思います。制作のためのアイデアにもなりますので、みなさんぜひ手に取ってみてくださいね！