CMTELでは、5月17日(金)にTECHTILE プロジェクトの授業を行いました。
このワークショップは、情報デザイン科情報デザインコース、永原教授の授業、触感研究「TECHTILE」(テクタイル)の一環としてCMTELで行われました。
授業内容は、触感を表現する言葉や文章(ザラザラ、ツルツルなど)を集め、その言葉や文章から連想する触感の素材を探すというもので、CMTELにある様々な素材を使って授業が行われました。
触感研究「TECHTILE」プロジェクトの詳しい内容につきましてはこちらからご覧下さい。
写真のように、言葉や文章をならべ、その表現に近い触感のものを探します。
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選んだ素材の触感と、言葉のイメージに共感が得られるか、全員で確かめながら話し合っていきます。
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このような素材が選ばれました。
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さらに、写真(上)のテクタイルツールキットという振動を伝える装置を使って、自分たちの選んだ素材の触感が、ツールキットを通すとどのように伝わるか検証していきます。
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この装置は、振動を拾うマイクと、実際に振動するモジュールがあり、離れた場所へ触感を伝えることができるツールです。一度データに変換されるため、ツールキットさえあれば遠く離れた場所(例えば海外など)にも触感を伝えることができます。さらにweb上にはすでに様々な触感のデータが記録されているので、ツールキットを使ってその触感を再生することも可能です。(触感のデータやツールキットの詳しい説明はこちら)
実際にCMTELスタッフも、ビー玉を入れたカップの触感を試しましたが、とてもリアリティーがあって不思議な感覚でした!
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触感研究「TECHTILE」は、先端技術を基盤として触感を意識した価値づくりを目指す活動です。
触感をテーマに、モノの質感や印象を、アート/デザイン/科学/工学の分野が一緒になって研究する点も特徴的で、YCAM(山口情報芸術センター)や、SFC(慶応義塾大学環境情報学部)筧研究室も共同で研究制作をしています。
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今回は素材に触れながら授業を行う、ワークショップというかたちでCMTELを利用して頂きました。
CMTELではこのように授業利用も受け付けておりますので、是非いろいろな方法でご活用ください。