GW・5月休館日をお知らせします。
●ゴールデンウィーク:4月29日(火)〜5月4日(日)
●土曜:3、10、17、24、31日
●日曜:4、11、18、25日
●その他:5月5日(月)、6日(火)、26日(月)、30日(金)は15:30まで開館
5月は7日(水)より通常通り開館いたします。
5月もぜひCMTELを活用して下さいね!
GW・5月休館日をお知らせします。
●ゴールデンウィーク:4月29日(火)〜5月4日(日)
●土曜:3、10、17、24、31日
●日曜:4、11、18、25日
●その他:5月5日(月)、6日(火)、26日(月)、30日(金)は15:30まで開館
5月は7日(水)より通常通り開館いたします。
5月もぜひCMTELを活用して下さいね!
こんにちは、今回は「発泡ウレタンフォーム」をご紹介します。
●発泡ウレタンフォームとは
一般的に、発泡ウレタンにはスポンジ状の軟質と断熱材等に使用される硬質ウレタンがあります。
今回ご紹介する素材は硬質発泡ウレタンフォームです。建築の断熱材や家具の芯材等、身の回りの隠れた場所でよく使用されている素材です。CMTELに展示している硬質発泡ウレタンフォームは、硬まった状態の発泡ウレタンフォームではなく、自分で発泡させて成型することのできるウレタンフォームです。液体から発泡させて発泡ウレタンフォームになるタイプで、1液性のものと2液性のものがあります。
1液性のものはスプレー式になっており、ムース状の液体がノズルから噴射されます。吐出後、約2倍に膨らみ、湿気に反応し、約10分程で表面が硬化、そして40分から1時間ほどで内部まで硬化します。軟質ウレタンとは異なり、スポンジの様な柔らかさというよりはフランスパンのような硬さになります。
2液性のタイプは1:1の混合をすることにより、発熱化学反応を起こし、フォーム状になります。簡易発泡タイプの場合、それぞれの容器に発泡剤が入っているので1液性スプレータイプと同様にノズルを通して液が吐出されます。1液性との違いは発泡具合と硬化の早さです。2液性は吐出後、約5〜8倍に膨らみ、30〜60秒で表面が硬化、2〜5分で内部まで硬化します。
●造形に適している点
発泡スチロールのように粒状ではないので切削の際はボロボロこぼれたりしません。カッターナイフにより切断加工がしやすく、塗料や薬品にも耐性があるのであらゆる加工が可能です。また、異なる材質同士でもプライマーなどを必要とせず発泡接着ができます。鉄、紙、木材、布、繊維など幅広い材質に対して接着が可能です。
1液性のものを透明コップに入れた様子と硬化後の断面図。気泡が入っており、軽くて扱いやすいです。
CMTELでは以下の2社にご協力頂き、発泡ウレタンフォームを展示しています。
「フォモジャパン株式会社 ハンディフォーム・ボンベタイプ」
ドイツに本社を持ち、1液性と2液性の両方を取り扱っています。ノンフロン製で、硬化時の発熱はありません。1液性の色調は濃いめのライトピンク、ライトグリーン、ライトクリームの3色です。ノズルが折りたためるので再利用可能です。また、現在展示中のハンディフォームの最大発泡量は27ℓですが、最小16ℓから最大60ℓまでの製品が販売されています。(色は異なります。)
2液性のボンベタイプの色調はライトイエローのみですが、1液性とは異なり、吹き付けが可能です。広い範囲での吹き付け、注入に適しています。現在展示中のボンベタイプは最大発泡量250ℓですが、こちらの製品は最小28ℓから最大1420ℓと大容量のものも取り扱われています。
「株式会社エアータイト エアータイトフォーム 」
エアータイトフォームは1液性エアゾール型で、2液性とは異なり、急速に高発泡しません。発泡噴射材としてフロンガスを一切使用せず、ほぼ無臭で毒性ガスを含みません。また、硬化時の発熱もありません。色調は淡めのクリーム、グレー、グリーン、ピンク、ブラウンの5色です。
以上の2社製品はオンラインでの購入が可能です。硬さや特性、色調も異なりますのでそれらを考量し、使用すると良いかもしれません。興味のある方はぜひ触りにきてみて下さい!
こんにちは、今回は三菱マテリアル株式会社さんの「純銀粘土(PMC)」を紹介します。
●純銀粘土(PMC)とは
純銀粘土Precious Metal Clayは粘土を扱うようにシルバーを自由に形づくることのできる製品です。純銀の粉末を結合材と水で練り合わせたもので、粘土状になっています。成型後、乾燥、焼成を行うことで、やわらかい粘土状の製品が硬い金属へと変化します。伸びが良く、初心者の方でも手軽にシルバー造形ができます。また、三菱マテリアル株式会社さんの純銀粉末は細かく均一にされている為、600℃から900℃という幅広い範囲で焼成が可能です。
CMTELでは以下のサンプルを展示しています。
●PMC3 粘土の様な手触りで銀含度は90%。600℃から900℃という広い範囲で焼成可能であり、焼成後は高い強度を持ちます。
●PMC3ペーストタイプ 粘土同士、焼成体同士の接着、補修に使用されるペースト状の銀粘土です。転写技法としても使用可能です。
●PMC3シリンジタイプ その名の通り注射器に入っており、文字や装飾を描く時に便利です。ノズルを加工することにより、太さや模様の種類を増やすことも可能です。
●PMC Sterling 従来の銀粘土の2倍以上の強度を持ち、細い形状の造形を可能にしています。強度を高める為に7.5%の割り金と92.5%の銀でできた銀合金となっています。
●電気炉・道具類 造形、焼成に必要な道具が展示されています。
●シルバーアクセサリー作家による作品展示
また、CMTELでは詳しい制作工程をパネル展示しています。詳しい作り方はウェブサイトにも記載されていますので気になる方はチェックしてみて下さい。
↓↓
http://www.mmc.co.jp/pmc/pmc/process/index.html
金属はハードルが高く感じられますが、純銀粘土PMCは粘土のようにとても手軽に扱うことができるので作品制作の幅が広がると思います。みなさんもぜひご覧になってみて下さい。
こんにちは、今回は増田製綿工場さんの「わた」を紹介します。
ぬいぐるみ、ふとん、クッション等、皆さんにとって身近に感じられる綿(わた)ですが、
綿には様々な種類があります。
CMTELでは増田製綿工場さんのご協力により、それら様々な種類の綿を展示しています。
●原綿 原料そのままの綿(わた)
コットン:
【メキシコ】繊維が細く長く、やわらかい。ボリュームがあるため主に掛け布団の原料としてポピュラーな綿花。
【オーガニックアフリカ】 農薬や化学肥料を使わない有機栽培綿。繊維は細めで柔らかい。
【インド】繊維が太く、弾力性があり、敷き布団に使用される等ふとん綿の原料として最もポピュラーな綿花。
【天然手芸綿】コットン100%。ポリエステル系手芸綿のようにボリュームが無い分、硬くて重量感が出せる。
ヘンプ:
【ヘンプ落綿】紡積時に出る繊維の短いヘンプ。ヘンプは抗菌、制菌、消臭、吸汗速乾という優れた機能を持つ。
カポック:
【パンヤ綿(カポック)】カポックという樹木の実から取れる天然繊維。繊維は細く、しなやかで弾力性が高い。
ポリエステル :
【テトロン】ポリエステル100%で繊維が太く、巻きが強いため手芸綿に比べ若干硬め。
【手芸綿】シリコンコーティングされているので繊維が柔らかく、ほぐれやすい。軽くてフワフワなのでクッションや人形づくりに使用される。
【粒綿】繊維が粒状なので細かい箇所や小さいぬいぐるみに最適。シリコンコーティングされているので羽毛のように柔らかく、水洗いも可能。
●ふとんわた ふとん用にシート加工したもの
【インド】インド原綿100%のふとん綿。繊維は太く、弾力性が高いので手触りも硬め。
【テトロン】ポリエステル100%のふとん綿。薄めなのでうす掛けふとん、防災頭巾などに使用される。
●和綿 増田製綿工場が独自に契約した国内農家産の綿
【弓ケ浜種付き和綿】茨城県つくばみらい市産のオーガニック栽培された和綿。種は畑やプランターで栽培可。
●カラーコットン UV遮断率や保温性が高い綿の原種
【ブラジル茶綿種取り済み】有機栽培綿。繊維は細めで柔らかく、主に生地や糸の原料として使用される。
●麻わた 掛・敷き布団に使用される中綿等
【ヘンプスライバー】ヘンプの細長い繊維を束状にしたもの。コットンよりも繊維は太くて硬い。
●真綿 繭をわた状に引き延ばしたもの。絹(シルク)。柔らかくて軽く、保温性に優れる為、防寒具や布団綿として使用される。
これらの綿(わた)は全て増田製綿工場さんにて購入可能です。増田製綿工場さんではこれらの綿以外にも様々な種類を取り扱っています。ぬいぐるみや手芸などはもちろんですが、アイデア次第では様々な作品に応用可能な素材です。気になる方はぜひ一度ご覧になってみて下さい!
こんにちは、CMTELは本日4月3日(木)よりオープンしております。(16:00まで)
それでは4月の休館日をお知らせします。
●土曜:5、12、19、26日
●日曜:6、13、20、27日
●祝日:4月29日(火) 昭和の日
●その他:4月30日(水)は休業日(授業調整日)のため閉館
※4月4日(金)入学式の日は11:30〜17:00までの開館となります。
以上、今年度もCMTELをたくさん活用して下さいね!