Posted by CMTEL | 2013/05/06 10:59
こんにちは。今回はコルク素材を紹介します!
コルクと言いましても様々な種類があり、その中から用途に適したものを選ぶことでコルクの可能性を広げることができます。今回ご紹介するのはテラ株式会社さんのコルク素材で、普通コルク(圧搾コルク) 、パワフルコルク、ラバーコルク、リサイクルコルクの4種類があります。
4種類の簡単な説明をします。
普通コルク(圧搾コルク)
従来のコルクを指します。「圧搾」と言う言葉は「強い圧力で押し付ける」という意味で、コルク物を固めて作っているコルクです。主にワイン栓の抜き屑を粒状に粉砕し、熱硬化性接着剤を混ぜ合わせ加圧加熱でブロックを作ります。切削加工やくり抜き加工などに向いており、厚みも様々です。
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パワフルコルク
コルク素材特性の長所を最大限に引き出し、普通コルクより曲げや割れに強く、耐水性があるコルク。環境設計にも優れ、使わなくなったコルクを何度も再生できます。成型の自由度が大きく、水にぬれても、強度と性能を保てるコルクです。型による成型加工などができます。また漆等の塗料を塗ったサンプルもCMTELでは展示しています。
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ラバーコルク
ラバーコルクは、合成ゴムの中にコルク粒子を均一に混ぜ合わせたものです。屈曲性に強く、磨耗にも強いので、耐久性が必要なシーンで使われています。写真のように思いっきり曲げてもコルクが崩れることはありません。
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リサイクルコルク
使用済みのコルク栓類(ワイン栓・シャンパン栓等)、工場生産時に排出される規格外コルクくず、未使用コルク栓類で商品にならない規格外コルク栓類を、全量から一定量の割合でバージンコルク粒を混ぜて製造したコルク製品です。写真では大きさの異なったコルクが入っているのがわかりますね。
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上でも挙げましたパワフルコルクは、テラ株式会社さんが扱っているコルクの中でも特徴的な性質を持つコルクです。普通のコルクより曲げに強いので、薄くスライスしたものを下の写真のように3次曲面へ貼付けることも可能です。パワフルコルクを使えば、大掛かりな機械がなくてもコルクの素材感を活かした提案ができると思います。
またシルク印刷を施したサンプルなども展示しております。
コルクは切削や型押しなどの加工も可能ですが、今回紹介しましたパワフルコルクを使うことで、コルク素材をより身近なものに転用し、制作に活かせるのではないかと思います。
是非一度CMTELにて様々なコルクサンプルに触れてみて下さい。
テラ株式会社さんが運営しているwebサイトの紹介です。
コルクワールド
コルク素材に関する知識や情報を公開している法人向けサイト。商品の企画やコルクに関する相談なども受け付けています。コルクのことをもっと知りたい方はこちらのサイトがおすすめです。
コルク屋本舗
個人向け通販サイト。 コルクを使った様々な製品が購入できます。
ビストロ・コルク
小型店舗向け商品企画サイト。こちらで取り扱っているコルク素材のメニューブックはCMTELでも展示しています。
「圧搾」と言う言葉は「強い圧力で押し付ける」という意味で、その名のとおり、コルク物を固めて作っているコルクのこと。