CMTELでは10月24日(木)にワークショップ「透明樹脂を始めよう!」を開催しました。
今回は樹脂応用編として「透明樹脂」をテーマに行いました。成型用や注型用に用いられる透明樹脂には様々な種類がありますが、その中でも透明度の高いエポキシ樹脂の「クリスタルレジン」とやわらかいグミのようなポリウレタン樹脂の「グミーキャスト透明」の2種類(2液性樹脂)を使用しました。これらの樹脂についての実演、講義、実習を行い、さらに透明着色剤の「NRクリアカラー」を使用して透明樹脂への着色方法もレクチャーしました。
まずは樹脂の基本的な説明と扱い方の講義から始まります。透明エポキシ樹脂「クリスタルレジン」についての講義とともに、制作工程のデモンストレーションも行われます。
講義の後は各自実習に入ります。実習では、透明樹脂を使って実際に制作してもらいます。参加者には好きなものを持参してもらい、透明樹脂の中に封入する工程を体験してもらいました。
具体的な実習内容は、計量、混合、攪拌、注型といった樹脂成形の基本的な流れを行います。また、透明エポキシ樹脂は粘度が高いため、混ぜる際に気泡が入りやすいのですが、今回は溶液を事前に温めてておいたので、さらさらになり、気泡が抜けやすくなっています。ワークショップではこういった制作のコツなども学べます。
次は「グミーキャスト透明」に関する講義とデモンストレーションです。
こちらの実習では基本的な樹脂成型の流れとともに、透明着色剤「NRクリアカラー」を使用して透明樹脂に色を着ける工程も体験してもらいました。「NRクリアカラー」4色を使って好みの色を調色し、溶液に混ぜます。そして計量、混合、攪拌後に用意されたシリコン型に注型をします。
出来上がったものは色とりどりで表情も様々。アイデアの組み合わせにより、可能性が広がる製品ですのでみなさんも樹脂を活用してみて下さい!今回参加できなかったみなさんもまたの機会にお待ちしております!
※今回のワークショップは日新レジン株式会社様にご協力頂きました。