Image Forum Festival2016レポート

イメージフォーラムフェスティバル2016は4月29日から5月6日まで、渋谷のシアターイメージフォーラムをメイン会場に開催された。前身となるアンダーグラウンド映画新作展や実験映画祭から数えると40年以上の歴史をもつ実験映像フェスティバル、30回目の今年はこの30年の受賞作を回顧する8ミリ主体の特別プログラム「ユニーク・エンカウンターズ」が組まれ、この映画祭が発見・輩出してきた作家たちを展覧した。 今 … Read more

山形国際ドキュメンタリー映画祭2015レポート1〜『ナイトレート・フレームス』ほか〜

 山形国際ドキュメンタリー映画祭YIDFF(隔年開催、NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭主催、山形市共催)は2015年10月8日から15日まで山形市で8日間にわたり開催された。今回が14回目、ドキュメンタリー専門の数少ない映画祭として国際的な注目を集め、応募作品数は1874本、入場者数は24000人を越えた。  メインの部門は「インターナショナル・コンペティション」と「アジア千波万波」だが、 … Read more

山形国際ドキュメンタリー映画祭2015レポート2『青年★趙(チャオ)』

 『青年★趙(チャオ)』は杜海濱(ドゥ・ハイビン)監督による山西地方に暮す若い青年、小趙の高校生から大学時代までの5年間を捉えたドキュメンタリーだ。  少年時代の趙は愛国心に満ち溢れている。中国共産党を支持し、人民服に身を包み、中国の国旗を掲げ、「中国がんばれ!中国万歳!」と愛国のスローガンを叫ぶ、小村で趙を知らない人はいない。毛沢東を賛美する歌を歌い、自分の国を誇らしげに語る青年であると同時に、 … Read more

山形国際ドキュメンタリー映画祭2015レポート3『オリジナル/コピー』

 ムンバイに住む町で最後の映画看板描きシェイク・レーマンを追ったドキュメンタリー。インドでは、大手シネコンの台頭や、ビデオ、テレビを含む映画以外の娯楽の発展の影響を受け、町の映画館は荒波の中にある。  彼らの映画館の経営も例外ではなく、近隣にもある映画館との関係、施設の老朽化はさらに追い打ちをかけていく。日に日に減る売り上げをマーケティングによって打開するために、 より目を張るプラスチック製の看板 … Read more

山形国際ドキュメンタリー映画際2015レポート4『貧しさを吸い取る者たち』

 コロンビアに”取材”にやってくるのは、一人は監督風の、もう一人はその助手らしき二人組の欧米人の男。“貧しい国”コロンビアを撮ろうとする二人組は、外で遊ぶ子どもたちに声をかけ、お金を投げて池に入らせることで”ストリートチルドレン”を撮影したり、なんてことのない普通の家族と打ち合わせをして、たまたま見かけた古い家屋の前で”貧しい家庭”にインタビューをしたりする。しかし家屋の本当の住人が出てくることで … Read more

山形国際ドキュメンタリー映画祭2015レポート5『私の非情な家』

 家族間で繰り広げられる愛憎劇。日々のニュースを見ていれば家族間のトラブルの多さに目を向けざるを得ない。家族というものは、人間誰もが一番初めに向き合うことになる小さな社会である。人間が一人の人間として、大きな社会に出るときに通らなくてはならなく、様々なことをここで学び、成長していくためには必要な場所である。しかし、家族は愛が溢れる場所とされながら、時に憎しみを生む場所となりうるのだ。それらは紙一重 … Read more

第16回東京フィルメックスレポート『山河ノスタルジア』

 第16回東京フィルメックスのクロージングではジャ・ジャンクー監督の最新作『山河ノスタルジア』が上映された。何処からか聞こえる波の音とペット・ショップ・ボーイズによる「Go West」カバー曲の音楽にあわせて若い人びとが踊るミュージカルのような光景から本作は始まる。時代は1999年、中国ではディスコが大流行した。その中でも特に人気だった「Go West」の音楽は、当時の若い人たちの体力、人と人との … Read more