本をつくる・歴史をつくるⅢ  ことば・郵便・アート 第3回開講のお知らせ

本をつくる・歴史をつくるⅢ ことば・郵便・アート 第3回

本と手紙の闘い 

メール・SNS・ネット環境は、近代における手紙と本との敵対関係
(手書き/活字、私/公、オリジナル/複製、破片/全体……)を溶解し、解消したかに見えます。
しかし、このバリアフリー化、ポストモダン化は、人間の根源的な行為としての「読み/書き」の頽廃を肯定していないでしょうか。
「ことば・郵便・アート」最終回となる第3回は、ネット環境の出現に先立って「手紙=本」という矛盾を体現した書籍を
講師3人が10冊ずつ持ち寄って展覧に供し、手紙と本との創造的な葛藤の可能性を改めて考察します。

【ゲスト講師】
郡淳一郎(オルタナ編集者。『アイデア』誌で、「日本オルタナ出版史」3部作の構成・文を担当)
【講 師】
前田年昭(編集者、校正者、組版者、神戸芸術工科大学非常勤講師。『組継ぎ本々義』編集者)
平出隆(詩人、作家、造本家、本学教授。詩歌、小説、随筆などで言葉の多様な形態を探求する)


日 時 2017年1月21日(土)13時〜16時
会 場 四谷ひろば B館3階 ライブラリー(東京都新宿区四谷4-20)
    会場の地図はこちら
受講料 1800円
    (「Crystal Cage College 四谷『書物論研究講座』」2016年度の第1回または第2回をご受講の方は1000円)
定 員 50名(先着順)
申込先 多摩美術大学生涯学習センターのお申込み方法をご参照ください。

主 催 多摩美術大学生涯学習センター
共 催 多摩美術大学・芸術人類学研究所+芸術学科書物設計ゼミ