芸術学科の授業では、レポートを作成する機会が多く、最終的には卒業論文を執筆することになります。レポートや卒業論文の執筆は、ただ文字を入力できれば良いわけではなく、いろいろな情報を整理し、まとめるという作業が必要ですから、文房具のようにパソコンを使いこなすことが不可欠です。そのためにも、新入生の皆さんには、自分専用のパソコンを購入することを強く推奨しています。
また、大学内にはWi-Fiがありますが、自宅での学習の際にも使えるような高速インターネット回線を確保しておくことを推奨します。
パソコンの選び方
- すでに自身のパソコンを持っている人へ
- これから初めてパソコンを買う人へ
しばらくは今持っているパソコンで十分です。下の「必要なアプリケーション」が使えるのであれば、急いで買い替える必要はありません。課題や制作を進めていくなかで物足りなくなってきたら買い替えを検討してください。
多摩美ではMacを使う人が多いですが、一般にはWindowsのシェアが圧倒的です。芸術学科ではどちらでも構いませんが、WindowsのPCはメーカーやスペックもさまざまで選ぶのが難しいかもしれません。パソコンを使い慣れていない人にはMacの購入をおすすめします。
最新のMacBook Airに16GBのメモリを積んだモデルを購入すれば、芸術学科では不自由なく4年間使用できると思います。
ストレージ(保存領域)の容量に不安がある人は、大容量モデルを購入することも検討してください。
多摩美の合格通知があれば、Apple on Campusというサービス(学割よりも安い)が使えます。Apple Storeにお問い合わせください。
必要なアプリケーション
- Microsoft Office
- Adobe Creative Cloud
Word(文書作成)、Excel(表作成)、PowerPoint(プレゼンテーション)は必須です。
Googleにも同様のサービス(Googleドキュメントなど)があり、これらも合わせて使用する機会がありますが、Microsoft Officeは必ずサブスク契約し、自分のパソコンにインストールすることを推奨します。
Macに付属しているPagesなども同じような作業はできますが、互換性が低いので極力使用しないでください(教員に送っても開けません)。
デザイン系の授業を履修する人は、早速InDesign、Photoshop、Illustrator等のアプリを使用して課題を進めることになります。すでにパソコンを持っている人は、これらのアプリが使えるかどうかを確認しておいてください。多摩美生は無料で使うことができますので、インストールしてください。
3年生以降に所属するゼミ活動などでも、これらのアプリを使うことは多いです。
補足
芸術学科の授業で、課題やレポートを作成するだけであれば、以上の内容で十分です。ただし、次のようなことをしたい場合にはMacBook Airだけでは足りない可能性もあります。
- デジタルイラストを作成したい
- 映像、CGの作成をしたい
→別途液晶タブレットが必要です
もしくはiPadとApple Pencilを使用する人も増えています
→MacBook ProあるいはよりハイスペックなWindowsの購入を検討しましょう
4K動画を扱うのであれば、メモリも32GBは必要です
保存領域も大量に必要になるので、外付けのSSDも必要かもしれません(ストレージの大きいPCを買うよりも経済的です)
芸術学棟には、芸術学科生のみが使用できるコンピュータルーム(Mac10台、Windows2台)があります。すぐにパソコンが入手できない場合や、大学で作業する場合など、活用してください。