芸術学科在籍の学生を含む有志による展覧会が、光婉(koen)にて開催されます。
詳細は下記をご覧ください。
【展覧会 詳細】
『淀みない食事/Pie in the sky』
食事に「保存可能性」は宿るのか、私は結論を未だ出せずにいる。そもそも、「食べ物」とは恒久的な保存がなされない/消失するためにある上に、食事には「貨幣によって担保される飲食店の衛生、味」
「台所/食卓にて発生する調理者/非調理者の非対称性」「食事を行う者それぞれの身体的特性」etc…といった
コンテクストが付随する場合すらある。その後それら複数と関係を持ち、食べられた「食べ物」は、
体内に無数に存在する臓器を通過し、かつての形態の面影すらも失う。つまり調理から摂取、排泄までの道程にて複数の外的要因の影響を受けながら、「食べ物」は一切保存されることなく、形態を変容し続ける。その後「食べ物」は新たな形態になり、また我々の口内に侵入する。
「台所/食卓にて発生する調理者/非調理者の非対称性」「食事を行う者それぞれの身体的特性」etc…といった
コンテクストが付随する場合すらある。その後それら複数と関係を持ち、食べられた「食べ物」は、
体内に無数に存在する臓器を通過し、かつての形態の面影すらも失う。つまり調理から摂取、排泄までの道程にて複数の外的要因の影響を受けながら、「食べ物」は一切保存されることなく、形態を変容し続ける。その後「食べ物」は新たな形態になり、また我々の口内に侵入する。
本展での提示とは、この「食事」の最中で行われる純然とした「食べ物」それ自体の「移動」にあてがえるかもしれない焦点の模索、証左である。それは「食べ物」が本来持っていた「移動」という行為の後ろについて歩く複数の外的要因、その「淀み」に大きく差をつけて走り抜ける、生への進行である。その上で私は本展によって、我々が日常の中で行う「食事」の連綿と続き繰り返される「摂取/生産/移動」という営為の円環、その明文化を今一度試み、今はこの地点に「淀みない食事」と名付ける。
会期|10月13日−19日
時間|12時-19時
場所|光婉(koen)
〒153-0051 東京都目黒区上目黒1丁目3−9 藤屋ビル 4F
〒153-0051 東京都目黒区上目黒1丁目3−9 藤屋ビル 4F
入場料|無料
出展作家|遠藤未空、久木田大地、佐藤蓮太、柴田勇紀、Fiona Herschler
キュレーション|犬童アツヤ
グラフィックデザイン|八木幣二郎
企画|犬童アツヤ、前田幸希