【掲載作品】長江惣吉《曜変》2006年
多摩美術大学芸術学科科目「21世紀文化論」では、曜変天目再現研究者/陶芸家の九代・長江惣吉氏をお招きして特別講義を行います。
履修生以外の多摩美在学生、および多摩美学外の方の聴講も可能です。
詳細は下記をご覧ください。
【講義概要】
2024年度 多摩美術大学芸術学科「21世紀文化論」特別講義
「曜変天目の研究/陶芸で生きるということ」
講師:九代・長江惣吉氏(曜変天目再現研究者/陶芸家)
教員:大島徹也教授
日時:10月12日(土) 13:10 開場、13:30 開始〜 15:30までに終了予定
場所:八王子キャンパス レクチャーホールB
定員:200名(芸術学科履修学生約100名を含む) ※予約不要(定員を超える場合は入場を制限する場合があります)
【講師プロフィール】
九代・長江惣吉(ながえ そうきち)
1963年 尾張瀬戸の染付磁器の窯屋・素山(そざん)窯(よう)に誕生。
1995年 父の八代・長江惣吉の死去に伴い、ライフワークの曜変天目研究を継承。曜変天目が宋代(960~1279年)に焼造された福建省の建窯を50余回に亘り調査。建窯にて、曜変天目が作られた原料を調査・採掘・輸入して曜変天目の再現に成功。
2012年 曜変天目の光彩技術(酸性ガス法)を進化させたオリジナルの光彩の作品の「曜々盞(ようようさん)」を発表。
2020年 故郷の瀬戸で鎌倉時代から中国の天目茶碗の影響を受け700年間焼かれて来た「瀬戸(せと)天目(てんもく)」の再現研究ならびに進化研究に着手。
2021年 曜々盞を進化させた「星曜盞(せいようさん)」を発表。
研究論文発表
東洋陶磁学会(日本)、中国科学院・古陶磁科学技術国際討論会、福建省古陶磁器研究会
講義
東京芸大、瀬戸窯業高校陶芸専攻科、茶の湯文化学会、淡交会東京支部
TV番組出演
NHK(日本7本)、TBS、CCTV(中国)、FJTV(福建電視台)、PTS(台湾公共電テレビ)
作品展示
大阪市立東洋陶磁美術館、瀬戸市美術館、名都美術館、パリ装飾芸術美術館、上海市立芸術品博物館
個展
名古屋・アートサロン光玄、金沢・玄羅アート、大阪・松美術