「博物館実習RⅠ」生卵の梱包実習

先週、芸術学科では「博物館実習」の集中講義が3日間ありました。
「博物館実習」とは、学芸員資格を取得するための授業の一つです。

今回紹介するものは、その中でも美術作品の梱包について学ぶ授業です。
段ボールやエアキャップ(プチプチ)、薄葉紙、ガムテープなどを使って、4階から2階正面玄関に落としても割れないように生卵を梱包する課題が出されました。

通常授業時にはお昼ご飯を食べる学生や、
談笑する学生で賑わっているラウンジもこの日だけはアトリエに様変わり。

出来上がった梱包を4階の渡り廊下から投げ落とし・・・

卵が割れていないか確認をします。

今年も創意工夫に溢れた梱包が沢山ありましたが、
その中でも特にユニークだったものを1つご紹介します。

段ボールの枠が積層され、枠内にも段ボールがギュウギュウに敷き詰められています。

段ボールの枠を1枚、1枚取り外していくと・・・、

枠内の段ボールは、1枚、1枚卵の形に沿って、

丸く切り取られ、重なっていました。

再び、慎重に段ボールを外していきます。

無事、卵を取り出すことができました。
3時間程度の短い時間で、
こんなに面白い梱包が見れるとは、、、。
担当の海老塚先生も驚かれていました。

夏休み中の集中講義ではありましたが、
楽しそうに実習にあたる学生たちがとても印象的でした。