芸術学科科目「21世紀文化論」では、専任教員がさまざまな分野からゲストを招き、特別講義を実施しています。
5月11日には、今年度から芸術学科教授となられました、越後谷卓司先生による講義が行われました。今回は先生の自己紹介も兼ね、これまでの先生のお仕事についてお話をうかがいました。
越後谷先生は多摩美芸術学科を卒業されており、本学にご就任になる前、愛知芸術文化センターにある愛知県文化情報センターと愛知県美術館の学芸員として、「アートフィルム・フェスティバル」の上映会や「オリジナル映像作品」などの企画を手がけられていました。
講義の前半では、越後谷先生が芸術学科に在学されていた時のエピソードについてお話いただきました。その一つに挙げられたのが「TAMA VIVANT」。当時、芸術学科では「プロデュースコース」という科目があり、そこで「TAMA VIVANT」展が企画されていました。学生たちは、当時の芸術学科教授、故・東野芳明先生の指導のもと、「今注目すべき若手作家」を選び、「TAMA VIVANT」展を企画しました。越後谷先生はこの企画でアーティストの出光真子氏をお招きし、出光氏のアシスタントとして現場の仕事に関わることで、そこでの経験をその後の仕事に役立てられたそうです。