小川敦生教授がイタリアで開かれている芸術祭「第57回ベネチア・ビエンナーレ」を取材しました。
ベネチアは水の都。本島では船が唯一の交通手段です。
主会場はアルセナーレとジャルディーニの2つ。アルセナーレは水の都であることを象徴する旧造船所を再利用しています。その一角で、本学にゆかりの深い美術家、菅木志雄さんが旧作の再制作作品を出品しています。
こちらは、世界各国のパヴィリオンがたくさん並んだジャルディーニ会場の一角。オーストリア館は建物のすぐ外側にこんなオブジェを展示していました。何と、トラックの中を通って上にのぼれるようになっていました。
ジャルディーニ会場の日本館。出品作家は岩崎貴宏さん。展示室はピロティ構造の上の部分なのですが、床下にあいた穴から首を出して作品を覗くという画期的な展示方法を採用していました。この写真は覗くための行列です。
日本館の中はこんな風になっています。床下から覗くと、細かく作り込んだ鉄塔やガスタンクを間近に眺めることができます。この経験は、目が覚めます。現地を訪れた方はぜひ並んで床下から覗いてみてください。
ベネチアの街角の猫。
ベネチアの街角で、近くの運河でつかまえた魚をくわえたかもめを目撃。さすが水の都です。
※写真はすべて小川敦生が撮影。