澄んだ空気に、高い空。すっかり秋めいてきました🍁
秋といえば、芸術の秋・食欲の秋・スポーツの秋…そして読書の秋。
安藤礼二先生ご担当ゼミ「書物設計」では、八王子キャンパス図書館・2F丸テーブルにて、ゼミ展示を開催しました。
会期は、10月25日(火)〜11月5日(土)。あっという間の期間ですが、間に合わないかも…という方もご安心ください。図書館HPの専用ページでは、過去の展示書籍の一覧が参照可能です。
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本展は、ゼミ生が各々の視点から“信仰”についての書籍を選出し、コメントを付けてその魅力を紹介するという内容。
〈信仰 × 神・土着〉〈信仰 × 物語〉〈信仰 × 音楽〉と、大きく3つのセクションにも分けられており、信仰が色々なものに対して、様々なかたちで関わっている様子が窺えます。
例えば、地元のお祭り、ベストセラーの小説、TVで目にするアイドル、一度は耳にしたことのある音楽、観光スポットの建物。
“信仰”というと、少し堅くて距離のあるものに感じがちですが、思っているよりずっと身近な存在であることが実感できます。
見どころは何と言っても、ゼミ生たちによるコメント。
古今東西、80冊以上の選書の中から、さらにこれぞというものに、選者であるゼミ生直々の推薦文が添えられています。
手のひらサイズのカードには、それぞれ思わずページを捲ってみたくなるような、心惹かれる言葉がずらり。
写真撮影のためにお邪魔させていただいた日も、学生がテーブル前で立ち止まっては、本に手を伸ばしていました。
さらに、これら展示されている書籍は、図書館所蔵の配架書籍のため、基本的に貸し出しが可能です。
現在、すでに数冊が貸し出し中となっていました。
みなさんも気になった本を見つけたら、腰を据えてじっくり読んでみてくださいね。
※中には館内のみ利用可のものもございます。ご了承ください。
芸学生のみなさんはもちろん、多摩美生のみなさんにとっても、まさに同じ時間・同じ場所で芸術を学んでいる学生が、今どんな本を読み何を考えているのか、知ることが出来る機会として、貴重な展示になったのではないでしょうか。
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書物設計では、大学図書館長でもある安藤先生による、図書館の利用方法や、文献の調べ方のレクチャーに加え、一人で読むには難しいかも…という本を、セクションごとにゼミ生で分担して読解し、レジュメにまとめ、プレゼンし合うことで、みんなで協力して読んでいく、というような演習も行われており、書物との付き合い方・言葉の組み立て方を、実践も交えながら丁寧に学ぶことが出来ます。
ものを読んだり書いたりすることが好きな方は、ぜひ門戸を叩いてみてください📖