小川敦生 OGAWA Atsuo

 ジャーナリズムの基本は、脚色を排して客観性を保ちながら、人々に事実をわかりやすく伝えることにあります。それは、美術ジャーナリズムにおいても同じ。一方で、ジャーナリズムにのっとった記事が、「表現」の一つの形態であることも確かです。丁寧な取材と綿密な観察、そして人との交流を通してできあがった記事には、歴史や人々の気持ちなど多くのものが凝縮されているものです。是非美術ジャーナリズムの世界をのぞきに来て下さい。

北九州市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。
美術ジャーナリスト/美術学部教授

活動紹介
1988年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社後、音楽、美術などのジャーナリズムの各分野で活動する。月刊「日経アート」誌編集長や同社編集委員を経て、日本経済新聞社文化部へ。美術担当記者として多くの記事を執筆。本学教授就任後も、日本経済新聞本紙、NIKKEI Financial,ONTOMO(音楽之友社)、論座(朝日新聞社)、和樂web(小学館)等多数の媒体に記事を随時掲載している。国際美術評論家連盟会員。Music Dialogue理事。著書に『美術の経済』(インプレス)。

主な執筆記事
「美の美 パウル・クレー 色彩と線の交響楽(1)〜(4)」(日本経済新聞)、「美の美 画鬼、河鍋暁斎(上)(中)(下)」(同)、「『越後妻有 大地の芸術祭』3.12地震で被害 “地域の絆”再生誓う」(同)、「藤田嗣治の技法解明 乳白色の美生んだタルク」(同)、「美の粋 ヴァイオリンの神秘(上)(下)」(同)、「神坂雪佳の風流(上)(下)」(同)、「画壇の読み方」(にっけいあーと)、「『セザンヌ展』から読み解く『近代絵画の父』の素顔 」(日経ビジネスオンライン)、「ピカソ作品の下層に見つかった新聞記事の謎」(同)、「アートの『窓』から生まれた千変万化の表現の世界」 (論座)、「瀬戸内芸術祭 写真で巡る『島とアート海の旅』」(日経電子版)

日本経済新聞では「美の美」面に記事を多数掲載

日本経済新聞では「美の美」面に記事を多数掲載
「日経アート」誌(日経BP社発行)では編集長を務めた

「日経アート」誌(日経BP社発行)では編集長を務めた
日経ビジネスオンラインへの寄稿

日経ビジネスオンラインへの寄稿