越後谷卓司 ECHIGOYA Takashi

映像研究者。愛知芸術文化センターでは愛知県文化情報センター、愛知県美術館の学芸員として、「アートフィルム・フェスティバル」等上映会の企画や、「オリジナル映像作品」のプロデュースを担当しました。実験映画、ビデオアートを軸に、映像による表現の特質とは何かを探求しています。

1964年 東京生まれ。
多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。
筑波大学大学院修士課程芸術研究科デザイン専攻修了。

活動紹介
1991年 愛知県総務部文化振興局 技師
1992年 愛知芸術文化センター 愛知県文化情報センター 技師(学芸員)
2004年 同 主任学芸員
2014年 愛知芸術文化センター 愛知県美術館 主任学芸員

研究テーマ
実験映画やビデオアート、ドキュメンタリーやインディペンデント系作品を軸に、映像メディアとは何か、その表現特性とは何かを思索、探求しています。上映会等の企画や映像作品のプロデュースにも携わりました。

主な共著
『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社、2014年11月)
『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社、2016年11月)
『水谷勇夫と舞踏 蟲びらきを開く』(樹林舎、2020年8月)

受賞
1987年「アートドキュメント’87」入選(栃木県立美術館)
1987年「神奈川芸術祭 第9回映像コンクール」入選(神奈川県政総合センター)
1988年「SCAN’88 第12回ビデオアート新作公募」入選(ビデオギャラリーSCAN)
1999年「神奈川芸術祭 第12回映像コンクール」入選(川崎市産業振興会館)

収蔵作品
『INTERVENTION』(前半パート)Getty Research Institute
『DISTANCE』(スキャン’88の1本)ふくやま美術館

『INTERVENTION』/1986年/7分45秒、カラー、ビデオ

『DISTANCE』/1997-88年/6分13秒、カラー、ビデオ

『観測者/OBSERVER』/1989-90年/8分00秒、カラー、ビデオ