多摩美術大学芸術学科では、本学科の素顔を見せる雑誌『R』(編集長:小川敦生教授)の記事を電子版で配信いたします!
芸術学科では、入学と共にiPadが学生に配布される。フィールドワークやプレゼンテーションに使うもよし、アプリを入れて動画制作やイラストを描いたりするもよし。学生それぞれが自由で個性豊かな使い方をしている。授業内外で持ち歩いている学生を見かけるたびにどんな使い方をしているかが気になる人も多いのではないだろうか? 本誌では、配布されたiPadの使い方の実態を調査した。その中で学生が授業で使うアプリや意外な使い道などを、アンケートとインタビューを交えて紹介する。
アンケートの概要
調査名:芸術学科生iPad利用状況調査
調査方法:LINEグループにて呼びかけをし、Googleフォームにて集計
調査期間:2022年5月12日〜6月10日
対象者:芸術学科生
回収数:38人
まず授業で使っているか、いないかをアンケートで聞いてみたところこのような結果になった。使っている人が半数以上を占める結果となり、多くの学生が芸学iPadを授業で使用していることがわかった。
大学に持ってきている人は五分五分といったところだろうか。やや持ってきている人の数が多い結果となったが、持ってきている人の意見としてはiPadはタイピングすることや、指での操作、またApple Pencilを使用してイラストを描くこともできることから持ち歩いているという意見が多くみられた。
授業以外で使っている人がほとんどという結果になった。MacBookなどのノートパソコンとは違い、スマートフォンと同期が可能なアプリケーションが豊富なため、日常生活でも活用している学生が多い結果となった。
3人の学生を突撃インタビュー!
実際に学生個人にも突撃インタビューを実施。3人の学生が答えてくれました。
Q1 iPadを授業で使っていますか?
吉野夏菜:すごく使っています! ノートパソコンを所持していないので、持ち運びはiPadだけです。
小川史華:使っています。パソコンと使い分けていて、持ち運んでいます。
菊池駿:基本的に使っています。パソコンも持っていますが、重いので持って来ません。
Q2 大学に持ってきていますか?
吉野:はい! 登校する日は必ず持ってきています。
小川:ノートパソコンは重いし、長いレポートを書くときとAdobeのアプリケーションぐらいでしか使わないので、基本はiPadを持ってきています。
菊池:基本的に、バッグには入っています。持ってこない日もたまにあります。
Q3 授業以外で使っていますか?
吉野:Procreateを使っています。本や漫画を読めるアプリも入れています。
小川:使ってます。YouTubeを見たり、家でゲームなどの娯楽用途で使ったりしています。テレビが家にないので、家ではYouTubeを流しっぱなしにしています。
菊池:授業以外では使わないです。YouTubeやエンタテイメント系のコンテンツは自分のノートパソコンで見てます。
Q4 授業や課題で使う時はどのようなアプリを使っていますか?
吉野:GoodNotesを一番使っています。ノートをとる際はこれです。使い勝手がいいので気に入ってます。フォルダ分けができるのも便利ですし、手書きとタイピング両方できるのがiPadならではの魅力。レポートも長文でなければiPadでBluetoothでつないで使うキーボードを使用して書きます。長文は、自宅にあるデスクトップPCで書いています。
小川:Safariを一番使っているかな。授業中にわからない単語や事柄の検索をしています。iPadはノートを取るときにも使っています。iPadにもともと入っているメモアプリでノートを取っています。Apple Pencilで書いたり、Bluetoothでつながるキーボードを使用して打ち込んだり、そのときによって使い分けています。
菊池:メモアプリです。授業のノートを取ってます。紙と違ってかさばらないし、まとめるのも楽だし。その際には、Apple Pencilを使っています。Safariで調べ物をすることもあります。ほかに便利なのは、Adobeのスキャナーアプリです。レジュメを紙で配る授業のときはすぐにこのアプリでスキャンして、フォルダにまとめています。
Q5 主に使用するアプリの内訳を教えてください!
吉野:GoodNotes=4、ドキュメント=3、Procreate=3
小川:YouTube=6、ゲーム=2、ドキュメント=1、メモ(純正アプリ)=1
菊池:メモ(純正アプリ)=6、Safari=2、Adobe Scan=1、その他=1 (カレンダー、電卓など)
【インタビューに協力してくれた芸学生】
吉野夏菜さん(3年)
一番使うアプリ:GoodNotes
小川史華さん(3年)
一番使うアプリ:YouTube
菊池駿さん(3年)
一番使うアプリ:メモ(純正アプリ)
総評
アンケート、インタビューともに、パソコンと併用している人が多い結果となった。大学に持ってきている人の意見としては学内の通信環境がよくないことについての指摘が多く、「Google Classroomなどで授業中に資料の読み込みができないのが残念」という声が多く見受けられた。パソコンと違う利用方法としては、Apple Pencilなどを利用してノートを取ったりイラストを描いたりしている例が多く、軽量で持ち運びやすいことから愛用しているという学生も多いことがわかった。あなたも、新たなiPadの使い方を探してみてはいかがだろうか?
取材・文=岡村瞳
※本記事は、『R』2023版(2023年3月15日発行予定)に掲載されます。