関根明日香 『音書提灯』

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人は身体中のあらゆる五感を使って書物に向き合っている。この音書提灯は、「文字を読む」ことが目的ではない。文字の通り、「音」を聞くための書物である。提灯の中に入っている「文字」達は、「音」として我々にその存在を主張してくる。

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