七里圭監督最新作『To the light 2.2』上映パフォーマンス

金曜cinemathequeのお知らせです。

2009年度芸術祭で『ホッテントットエプロンースケッチー』(2006)の生演奏上映を行った七里監督が、再び多摩美術大学に来校します。
 
代表作『眠り姫』(2007)をはじめ独自のアート的アプローチで作品上映を行う映画監督・七里圭。
渋谷ヒカリエ開業1周年記念オムニバス映画『ヒカリエイガ』(2013)の一編として作られたオリジナル『To the light (in progress)』は8mmフィルムで素材が撮影され、その後「To the light 1.0」「To the light 2.0」(2014/イメージフォーラムフェスティバル2014招待作品)と形を変えていきました。再撮影を重ねて「進化する映画」の現在形としての「2.2」を、多摩美術大学で上映します。
 
 
“『To the light』は像についての想像と考察。像は重なることで光に近づいていく。”

手足のない人形、ガラスの破片、止まらないエスカレーター。スクリーン前に降ろされた紗幕に複数のプロジェクターから放たれる多重のイメージは風にゆらめき、その重なりは二度と再現されることがありません。会場では電子音楽ユニットDowserとしての活動や『エリエリ・レマ・サバクタニ』等の映画音楽で知られる長嶌寛幸氏がライヴ音楽を担当。鑑賞者はインスタレーション作品のような不思議な映像空間を体験できます。
 
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映像文化設計ゼミ主催金曜cinematheque vol.210
七里圭監督最新作『To the light 2.2』上映パフォーマンス

日時:2014年11月14日(金) 17:00開演(16:30開場)
会場:多摩美術大学八王子キャンパス メディアホール
http://www.tamabi.ac.jp/
内容:上映(約30分)+トーク<七里圭監督、長嶌寛幸(音楽家)、西嶋憲生(芸術学科教授・映画批評家)>
*入場無料・予約不要

 

七里圭監督HP
http://keishichiri.com/jp/access/