映像文化設計ゼミ主催のイベントが行われます。
■日時:2019年5月24日(金) 16時30分上映開始 17時30分トーク開始
■会場:多摩美術大学八王子キャンパス メディアセンター1F「メディアルーム」(定員30名)
■主催:芸術学科 映像文化設計ゼミ
入場無料。予約不要。学外の一般の方も入場可。
■上映プログラム
『Le Cinema』デジタルリマスター版
『我が映画旋律』デジタルリマスター版
『BANG VOYAGE』
『表から裏から同時に』
『ストップ・モーション』
『サンドイッチ』
■トークゲスト
奥山順市(実験映画作家)
金子遊(多摩美術大学芸術学科教員)
奥山順市は1947年生まれ、72歳の日本のアートフィルム界のレジェンドである。64年に処女作『MU』を発表して以来、50年以上にわたって一貫して、「映画」そのものや「フィルム」そのものを徹底的に表現してきた実験映画作家である。
映画を解体し、組成し直すその作品は国際的にも高く評価され、1971年には『ノー・パーフォレーションズ』がシカゴ映画祭で銀賞を受賞。イメージフォーラム・フェスティバルで毎年のように新作を発表し、98年には東京都写真美術館で「奥山順市展」を開催。パリ、オーバーハウゼン、リヨン、メルボルン、クラクフ、香港などで映画祭上映や特集上映がされてきた。
奥山氏はフィルムやカメラ、映写機など「映画」が成立する根本に着目した作風で知られている。近年は三味線や都々逸などコミカルなパフォーマンスも取り込み、どんな観客でも純粋に楽しむことができる成熟した表現を見せている。今回はデジタル・リマスターされた代表作『Le Cinema』『我が映画旋律』のお披露目上映を行い、奥山順市ドキュメンタリーを制作中の金子先生によるインタビューの公開収録を予定している。