美術史設計では、2019年度より、紀要『美術史設計』を刊行しています。
本誌は、年度ごとのゼミ活動の記録集として、3年生による論文、4年生による卒業論文要旨、ゲスト講演会・展覧会見学などの特別活動の報告を掲載しています。
各号掲載内容
《第1号》 《第2号》 《第3号》 《第4号》 《第5号》
上記一覧のリンクより、各号のリストにジャンプいただけます
《第1号》(2019年度)
論文
- オノ・ヨーコの可能性
—想像力をめぐって— - フォトリアリズムから試みる写真依存からの脱却
- 美術教育と細かなことに着目すること
- 空間芸術の展示空間におけるシアトリカリティの必然性について
—インスタレーションアートの先駆けとしてのアラン・カプローを切り口に - リベラとオロスコの画面構成比較によるメキシコ壁画運動再考
- 地域美術館の「ブランディング」について
〜その個性な土地とともに〜
卒業論文要旨
- 萬鐵五郎の南画
—「内的必然性」から読み解く真的風景の表出— - ジャック・タチ、その映画と人生
—観察から生まれる物語を読み解く— - ロバート・アーウィンの不明瞭生における現象的な表現をめぐって
- ギュスターヴ・モローのオリジナリティに見る次世代性について
特別活動報告
- 第1回美術史設計ゼミ講演会(依田洋一朗先生)
- 第2回美術史設計ゼミ講演会(梅津元先生)
《第2号》(2020年度)
論文
- ジェームズ・タレル〈スカイ・スペース〉における作品と鑑賞者の関係性について
—ミニマル・アートと「時間性」を切り口に - 水木しげるの世界観
- 美術教育における課題と一考察
—具体の美術教育活動を参考に - ジョン・ケージの作曲家としての歩み
—音楽とアートの交わりについて考察する
卒業論文要旨
- オノ・ヨーコの作品における他者との関わり方
- アラン・カプローのハプニングについて
—“環境”としての新たな観者のあり方— - シケイロスの実験的表現によるヨーロッパ中心主義の超克
- 人間の視覚構造から解明するフォトリアリズムの写実性
修了論文要旨
- 「非場所的な美術館」
—ザ・ヴァーチャル美術館の形成、展開と意義—
《第3号》(2021年度)
論文
- 日本刀の変遷 武器から芸術へ
- マグナム・フォトにおける「記録」と「作品」
- ダイアン・アーバスの作品におけるフリークスの表現に関する考察
- ロバート・マザウェルの初期コラージュにおける現実性と感情表現をめぐって
卒業論文要旨
- ジェームズ・タレルとイリュージョン
- バイオアートが生むグロテスク
—その可能性についての試論— - 美術教育に関する具体美術協会の影響
—造形遊びとDoの会を軸に— - ジョン・ケージの作品から見る視覚芸術と音楽の相互作用性
特別活動報告
- 第1回画廊見学(黄金町バザール)
- 第2回画廊見学(表参道画廊)
《第4号》(2022年度)
論文
- アートとファッションの関係性
—服飾史とスキャパレリ - 高松次郎「影」シリーズについて
—絵画の起源を参照して - 崇高という観点から見るバーネット・ニューマン
- ポップ・アートの市場に対する記号的挑戦
—アンディ・ウォーホルを中心に - 空間から場
—マーク・ロスコの作品における空間概念と空間表現の変化を中心に - エドワード・ウェストンと現実の視覚における連続、被写体・画像の状態
- 「プリミティヴ・アート」にダダイストやシュルレアリスト達が求めたものへの考察
卒業論文要旨
- W.ユージン・スミスの写真美学とその変遷
- ダイアン・アーバスの作品におけるフリークスの表象に関する論文
特別活動報告
- 第1回ゼミ旅行(鎌倉)
- 第2回ゼミ旅行(箱根)
《第5号》(2023年度)
論文
- 明初の青花と釉裏紅
- ミニマリズムと展示
—主要ギャラリー、展覧会をもとに - ヘラルト・ダーフィット《聖女のなかの聖母》の図像変遷とタピスリー
卒業論文要旨
- シャネル論 スタイルと幼少期
- バーネット・ニューマン作品における崇高性
- 辰野登恵子と「絵画空間」
- エドワード・ウェストンとイメージメイキング
—写真の近代化
特別活動報告
- 美術館・展示施設見学(小田原)
- 画廊見学(横浜)
紀要『美術史設計』は、芸術学科にて閲覧いただけるほか、オープンキャンパス等のイベントにて、配布を行なっております。
※ 残部によっては、すでに配布を終了している号もございます。ご了承ください。