「装飾デザイン調査設計ゼミ」では、公開ゼミ講義として、ゲスト講師・ジャーナリスト・吉江真理子氏をお招きし、
吉江氏の亡父(山本義一)画伯の遺作展(2015年5月 沖縄県・竹富島「ゆがふ館」で開催)実現の経緯を語りながら、
藤田嗣治をはじめとする「日本の戦争画」の歴史をふまえ、戦争と病からの脱出としての芸術についての講義がおこなわれ、
継いでゼミ担当教員が所長を務める多摩美術大学「芸術人類学研究所」に場所を移し、「戦争」「病」「治癒」「芸術」をめぐり、
活発な討議をおこない、このゼミの特色である「批評シート」が作成され、出席ゼミ生全員の質問と感想のシートが講師に手渡されました。
竹富島での遺作展終了後にレスポンスがいただけるとのことで感謝します。
(2015年4月17日 金曜)
■講義風景写真
吉江真理子氏 講義
スクリーンには山本義一作「嗚(ああ) 牡丹江」。
全面に広がる青に、子を抱く「マリア像」が4組浮かび上がります。