[アナロジーの絵本]展


芸術学科一年生の必修科目「芸術基礎・ことば-2」(平出隆教授・須山悠里非常勤講師担当)は、芸術学の基礎としての「ことば」と「書物」の本質について、エディトリアル・デザインの実践の中で学んでいく授業です。

後期1時限目の課題は、「アナロジーの絵本」の制作。
1月13日(水)–1月14日(木)には、[アナロジーの絵本]展として学生が制作した本を教室に展示しました。




課題は、以下のように課されていました。


 「アナロジーの絵本」の課題を出します。

A3サイズの紙を横向きにして置いて、縦に二つ折りしてください。
A4サイズの本ができました。

見開き2ページを見ている状態にします。

(表紙と裏表紙は裏側に隠れています。表紙のことは後で考えましょう。)
 
見開きの左側のページを、ある一つの「領域」とみなします。

見開きの右側のページを、もう一つのまったく別の「領域」とみなします。

この左の「領域」と右の「領域」がアナロジーの関係になるように絵本を作ってください。

二つの「領域」は、なるべく別の次元にあるものにしてください。

最後にタイトルを付けます。


「二つの領域を選び、認知し、つなぎ、飛躍する。その間に見立ての関係をつくる。」
このようにして、開いた本の形へ、それぞれがアナロジーの関係を考え、掴まえていきます。