芸術学科では、卒業単位のなかで学芸員資格を取得できます。先日行われた「博物館実習」は、学芸員資格取得のために必要な授業のひとつです。3日間の集中講義の最終日は、まる1日かけて美術品の取り扱いについて実習形式で学びました。
特別講師には長年美術品輸送に携わってきた先生方をお迎えし、芸術学棟にある広いギャラリースペースを使って実習を行いました。
美術品を包む綿布団の作成(左)と、真田紐の結び方の実習(右)
陶器の梱包。先生は簡単にこなしている作業も、実際に自分がやると意外にむずかしい……
異なるサイズの絵画を同じ視線の高さに掛けるため、グループごとにサイズを測ったりフックを壁に取り付けたりします
扱い慣れない掛け軸に、四苦八苦
実際に手を動かすことで、普段の座学の授業とは異なる学びが得られたのではないでしょうか。学生のみなさんも、新鮮な体験にいきいきしているように見えました。
芸術学科には実際に学芸員を目指している学生さんもいますので、美術館の現場でも役立つ知識を学べる貴重な経験となりました。