Jan 16, 2009
大室佑介 調査と個展
ポスト @ 2009/01/16 18:03 | FMN-,調査報告お知らせ
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昨年末の12月23日から24日にかけて、フィールド・ミュージアム・ネット(FMN)伊良子清白プロジェクトの鳥羽市調査が行われました。 今回は、研究所特別研究員の大室佑介さんが現地に赴き、いよいよ工事が始まった清白邸移築に関して、詳細な詰めを行っています。
現地は海っぺりのマリンパーク内。こんな感じです。
伊良子清白は、1922年から22年間、医師として鳥羽市に暮らしました。その診療所兼自宅は、大正時代当時の地方医家の生活が匂う貴重な建物で、昨年3月には国の登録有形文化財に指定されています。しかしながら、今日に至るまでは、以下の数奇な運命があったのです。 ・清白没後、やがて元の所在地にて維持保存のつてが無くなり、取り壊しが検討される。 ・1980年、清白を尊敬する個人の篤志家が、自腹で建物を買い取り、 同じ三重県大台町に移築。 ・その後大台町の建物は、個人の親族から鳥羽市に無償譲渡される。鳥羽市は国の「まちづくり交付金事業」の適用を受けて移築を計画。 ・ただし、現在理容店となっている元の所在地に戻すことはかなわず、鳥羽市マリンパーク内に移転先を決定。
さて、上記清白邸移築の設計を担当している大室佑介さんの コラージュ作品個展「翻訳 NEWSWEEK SERIES 2008」が明日17日まで代々木の秋山画廊で開催されています。 詳しくはこちらをご覧下さい。