[title] Institute for Art Anthropology INFORMATION

Jun 20, 2008

縄文図像学

毎週金曜日、特別研究員の田中基さんが、山の空気を身にまとって、 八ヶ岳山麓の茅野から八王子の研究所までやってきます。

研究所のテーブルに持参した資料類を広げて、ご自身の講義「縄文図像学」の レジュメを作成します。

レジュメといっても、文字は少なく、ぎっしり掲載された図像自身に自ずから語らせるという体裁で、 まさに図像学という感じです。 しかも、出来合いの資料を流用するのではなく、はさみと糊を使って、豊富な図像資料を 田中基さん流に再構成するという、大変手数のかかった、かつユニークなものなのです。

掲載される図像も、縄文土器に限らず、旧石器時代のヴィーナス類から現代医学の胎生学関連図像、 集落遺構の形態学等々多岐にわたり、毎回次は何が飛び出すか楽しみです。 このレジュメも、研究所発足以来足掛け3年目を迎え、50点近くになりました。そのファイルは 研究所の大切な資料となっています。

ポスト @ 2008/06/20 14:50 | 研究所紹介

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