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Mar 03, 2009

日本映像民俗学の会・金沢大会で『精霊の山 ハヤマ』を上映

日本映像民俗学の会で、千歳栄氏企画・中沢所長脚本・北村皆雄氏監督作品、 『精霊の山 ハヤマ』が上映されます。 天野移山特別研究員・戸谷健吾氏の共同制作映像『三浦半島三戸のオショウロ流し』も上映されます。

■第31回 日本映像民俗学の会・金沢大会■ 主催:日本映像民俗学の会 後援:北陸大学未来創造学部・金沢大学文化人類学研究室 大会テーマ:「北陸 海と山の映像民俗学−日本人の自然観・生命観・宗教観−」 日時:2009年3月20日(金・祝日)13:00〜3月22日(日)16:00 場所:大学コンソーシアム石川(石川シティカレッジ・教室2)

大会の趣旨 北陸は日本海に面した海の民俗と白山や北アルプスの中部山岳地帯を抱えた焼畑や狩猟、 山樵業などの山村民俗、さらに豊富な水源に恵まれた稲作地帯の基層文化が集中する重厚な地帯です。 こうした海と山、稲作をテーマに、そして今日問われている地球環境問題を視野に、 あらためて自然と人間との共生関係、日本人の生命や宗教と関わる民俗文化の根本的な課題を問うのは 意義深いことと考え、今回の金沢大会の趣旨としました。 したがってそれぞれのセッションではすべて「日本人の自然観・生命観・宗教観」について討論します。 是非とも多数のご参加をお願いします。                                            大会事務局 3月20日(金) 会場オープン13:00        開始 会場挨拶13:30 スケジュールの案内13:35 ◆セッション1 海洋民俗を考える (150分)13:40〜16:30    ・赤井朱美『日本へのラブレター』 (『海女の島(舳倉島)』の著者イタリアの人類学者フォスコ・マライーニによる  能登舳倉島海女を通じた日本人の自然観・生命観・宗教観を語る最後のインタヴュー)(55分) ・平賀洗一『海女 へぐらじま』1937年(9分) (解説/原田健一)(解説含15分) ・宮本馨太郎『島の生活〜八丈島の記録』1932年(8分)頭上運搬、アウトトリガー舟 ・『海に生きる人々〜ある漁村の風景・房総半島館山』1932年(8分)(解説含20分) ・渋沢敬三『羽後飛島と津軽半島』1931年(18分) ・『隠岐乃島』1934年(11分)(解説・岡田一男)(解説含35分) ・北村皆雄『17歳私の成女式 対馬』1976年(25分)カネ付け祝海女たちの婚姻形態

○フォーラム「日本人の自然観・生命観・宗教観【1】」(45分)16:45〜17:30  赤井朱美・牛島 巌・岡田一男・原田健一・北村皆雄(コーディネーター/小林忠雄)

3月21日(土)    ◆セッション2 山村民俗を考える (105分) 9:00〜11:05 ・国立歴博企画・文化庁記録映画「白山麓の焼畑」毎日映画社制作 1989年(30分) ・千歳 栄(企画)中沢新一(脚本)北村皆雄(監督)三浦庸子(制作)  『精霊の山 ハヤマ』2005年(45分)  東北のハヤマは山の神、精霊、祖霊の住処とされてきた。  ハヤマ信仰は日本人の死生観、生命観の根幹をつくる。 ・富山テレビ『立山芦峅寺の布橋灌頂会』(30分)

○フォーラム「日本人の自然観・生命観・宗教観【2】」(45分)11:15〜12:00  宇野文男、三浦庸子、西本陽一、由谷裕哉(コーディネーター/北村皆雄)

◆セッション3 稲作民俗を考える (105分) 13:00〜15:00 ・国立歴博・石川県博『あえのこと−奥能登の稲霊信仰と祭り−』1983年(60分) ・梅本史郎 『聖なる米〜天皇と民の大嘗祭〜』1990年(50分) ・坂本 要「下徳丸北野神社の田遊び」25分 ・LIBELLULE『ざいどう−秋田県鹿角市 大日堂舞楽』2007年(30分)

○フォーラム「日本人の自然観・生命観・宗教観【3】(45分) 15:10〜15:55   梅本史郎、坂本 要、孝寿 聡、天野移山 (コーディネーター 小林忠雄)

◆セッション4−1 自由研究  司会:吉松安弘 (73分)16:10〜17:30 ・服部一人・西本陽一「エボというやつ―北タイ山地民キリスト教徒ラフ族のポップス  を巡る考察」2009年(25分) ・金セッピョル『お墓がいらない人たちー変貌する日本の葬送儀礼』2008年(18分) ・長島節五『「カワソ漁」南佐久・千曲川上流部に於ける伝統漁法』2008年(30分)

※懇親会 18:30〜20:00 料理旅館 まつ本(金沢の本格鍋料理の店)      学生5000円、社会人6000円(主要会員の方には多少の寄付をお願いします。)

3月22日(日) 会員総会 9:00〜10:00 ◆セッション4−2 自由研究  司会:亘 純吉 (94分、討論25分) 10:15〜12:10 ・水井 久貴『イッチャラル〜文化人類学でエチオピアに学校をつくろう』2007年(30分) ・村橋 功「甦れ!桃源郷の里」2008年(5分) ・天野移山・戸谷健吾『三浦半島三戸のオショウロ流し』2007年(21分) ・長島節五『船釘鍛冶・船釘作りとその道具作り』2001年 38分(予定)

●出品参加者発言 批評討論    (コメント:大森康宏 司会:亘 純吉)  金沢の民俗散策 卯辰山寺院群(案内 小林忠雄)13:30〜16:00終了

※お問い合わせ 日本映像民俗学の会・金沢大会事務局 ・北陸大学未来創造学部(小林研究室)  〒920-1180 金沢市太陽が丘1-1 ?076−229-6070 FAX076−229-1393(共通)  ta-kobayashi@hokuriku-u.ac.jp ・金沢大学文化人類学研究室(西本研究室)  〒920-1192 金沢市角間町 金沢大学文学部 ?076−264-5355  yoichi@kennroku.kanazawa-u.ac.jp ・日本映像民俗学の会事務局・会長 牛島巌(担当ヴィジュアルフォークロア/北村皆雄)  〒160-0014 東京都新宿区内藤町1-10テラス大黒201 03-3352-2291 [F]03-3352-2293  kita@vfo.co.jp  ヴィジュアルフォークロア  info@jefs.org 日本映像民俗学の会

ポスト @ 2009/03/03 16:44 | お知らせ

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