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Nov 06, 2009

『料理民俗学入門』 くくのち学舎出版部より刊行

フランスの人類学者、イヴォンヌ・ヴェルディエ著/中沢新一訳『料理民俗学入門』が くくのち学舎より刊行されます。 ■ 目次 ・まえがき 中沢新一 ・料理民俗学のために イヴォンヌ・ヴェルディエ ・低地ノルマンディ地方の食事 イヴォンヌ・ヴェルディエ

■ 『料理民俗学入門』について 著者のヴェルディエ女史はフランスの人類学者で、 10/31に逝去されたクロード・レヴィ=ストロース先生のお弟子さんにあたる方です。

フランスのノルマンディ地方料理の詳細な分析を行っている本書は、 レヴィ=ストロースが展開した「料理の三角形」などをベースに、 日常の食事、その四季の変化、結婚式やお祝いごとの日にどのように食べ物が振る舞われ、 それをどのように享受していたのか、またその根っこにはどのような論理が潜んでいるのかを 丹念に追っていきます。

くくのち学舎では、日本の料理(郷土食からラーメンまで)の奥に潜んでいる 「野生の思考」を、ヴェルディエ女史のこの仕事を参考にしながら、少しづつ 明らかにしていこうと考えています。 その基本図書となるのがこの『料理民俗学入門』です。

自然界で育ったものを収穫し、食す、という営みは、何万年もの間繰り返され、 多種多様な知恵と工夫が蓄積されてきました。その根っこをつかみ、 未来に生かしていくためのよい導きになる、という思いで本書を刊行いたします。 (くくのち学舎HPより)

※本書はくくのち学舎HPから購入できます。

ポスト @ 2009/11/06 10:52 | くくのち

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