[title] Institute for Art Anthropology INFORMATION

Dec 17, 2009

12月19日の「くくのち学舎」講座案内+くくのちふゆまつりのお知らせ

くくのち学舎、開講間近の講座情報です。 今週末12月19日(土)に開催の講座を含め、2講座をご紹介します。 当日の飛び入りも歓迎です。奮ってご参加ください。

【1】「折形講座 (2) 心の折形、結びかた」 http://kukunochi.jp/class/art-and-tech/origata3.html ・12月19日(土) 15:00-16:30 ・講師:山口信博氏 お歳暮やお祝い事など、大事な人への贈りものを包む作法である折形。 どうして白い紙で包み、水引で結ぶのでしょう?  また熨斗(のし)に鮑(アワビ)が使われていたのはどういう意味が? 日本の[「贈与のかたち」の表現である折形について、実際に紙を折り、モノ を包みながら、そのココロを学びます。 3回続けて行われてきたこの講座、今回のテーマは、「つつむ」です。 大事な気持ちの包みかた、手を動かして考えてみましょう。 はじめての方も歓迎! です。 プレ講座の様子は、こちらから。

【2】「都会のキノコ(3)」 http://kukunochi.jp/class/life_and_energology/tokyo-mushroom3.html ・1月9日(土) 13:00-14:30 ・講師:長谷川 明、大舘 一夫 東京の大地の下に驚くべき勢力で繁茂している「地下の森」と、その突端であ るキノコたちを、キノコ研究家の大館さん、長谷川さんの案内で見ていきます。 第一回目の様子は、こちらから。

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■くくのちふゆまつりのお知らせ

最新情報はこちらから :

1年でもっとも太陽が地球から遠ざかる時期、むかしの人たちは富や幸を願って 自然の力が「殖ゆ」ることを祈り、祝うおまつりをしていたといいます。 「これからの日本にほんとうに必要なものだけを集めた学校」として、 7月からスタートしたくくのち学舎もそれにならって、くくのちに参加してくださった方や 仲間たちと一緒に、ふゆ(冬、殖ゆ)のおまつりを開くことにしました。 ふゆまつりのテーマは、「贈与と交歓」。 山や森や畑の幸を味わい、お酒や温かい飲み物を飲みながら、集まった人と話をしたり、 物産を見たり、音楽を聞いたり、芸能を堪能したり。 また、まつりと一緒に行われていたという「市場=市庭」を、 物々交歓や昔の交易スタイルで再現した「カタラッソ・マーケット」も開催。 「これからの日本にほんとうに必要な」コミュニケーションについて、みんなで 考えながら楽しみたいと思います。 お忙しい時期ですが、ちょいと遊びにいらしてくださいませ。

◆開催日時:12月23日(祝) 10:30−16:00:ブース展示、"カタラッソマーケット"、ステージエリア 17:00−19:00:舞踏公演『芸能のはじまり−踊る農業から』

入場料:無料(10:30−16:00) /  舞踏公演のみ入場料:2000円 場所:四谷ひろば講堂(旧四谷第四小学校跡)

◆舞踏公演:『芸能の始まり−踊る農業から』 開場:17:00、開演:17:30、終演:19:00 / 入場料:2000円 演目:南山座「大道曲芸披露」(30分)、    森繁哉+阿部利勝「踊る農業・ダンス披露」(50分) 出演:森陽哉、森舞哉、森千哉、森さち、阿部利勝、橋本匡史、森繁哉

公演内容:「大道曲芸披露」は、家族技芸団「南山座」が、中世以来の日本芸能      の始まりを現代に蘇らせようと、創作した芸能舞台の数々。      「踊る農業・ダンス披露」は、農業の始まりと芸能の始まりを踊る芸能舞踏の数々。      森繁哉と阿部利勝の東北舞踏家コンビがデュオ作品として東京田園に出現。

◆くくのち市:”カタラッソマーケット” 10:30−16:00 【沈黙交易テント】第一回:1100集合、第二回:1300集合

ふだん私たちは、お金という便利で厄介なモノを通じて、モノのやりとりを行っています。 でもそんなものが無かった時代、ヒトはどのようにして、他者と 物品のやりとりを行っていたのでしょうか? 古い文献や人類学者の報告の中にそのヒントがありました。 古代の交易として、"沈黙交易"というものが行われていたようなのです。 "沈黙交易"は、共同体と共同体の間で行われていた、交換の「はじまり」です。 2者(たとえば山に住む人と里に住む人など)が、ある場所に集まります。 そこはたいてい聖地であったり、境界の場所であったようですが、そこでお互 いに言葉を交わさず姿も見せずに、交易をしていた、というのです。

今回実施する「沈黙交易テント」では、この原初の交易である"沈黙交易"の場所を テントの中に作り、 「お金を抜きにモノを交換するとはどういうことなのか?」 「その時私たちのココロには何が起こるのか?」 「果たしてワタシのモノは見知らぬ人と交換が成立するのか?」 という興味深いテーマについて、皆で体験します。

【物々交換マーケット】 第一回:1200集合、第二回:1400集合 対面でのコミュニケーションによるモノの交換を行うワークショップです。 複数の参加者がひと組になって、モノの由来や想いを説明したり交渉をしたり。 自分の使ってきたモノ、作った作物や作品がどんなモノ・ヒトと交換されるか?  をお楽しみください。

【スークブース-下北沢気流舎の古書-チャイ販売】 イスラム圏のマーケットではいまでも、"定価"のついていない商品が存在しています。 店主と買い手のやりとりでだんだんと価値が定まっていくその商店群 はスークとよばれています。 "定価"無しの商品販売を、下北沢でナイスな古書店/インフォショップをやって らっしゃる気流舎さんに来ていただき、四谷スークを開店。

【参加方法】 ・一品、交換するモノを持参してください。あまりにも巨大なモノやとても高価なモノ、  あるいはゴミ箱から拾ってきたモノなどは、交換が成立する可能性が低くなると思われます。  ただそれを経験するのもまた一興です。  ご自身のお考えで"モノ"をご持参ください。

・事前に参加エントリーをして頂ければ幸いです。  飛び入り参加も可能な体制としていますが、現場の状況次第ではやむを得ず  ご参加頂けない場合もあります。ご了承ください。

*参加申し込みフォーム(PC/携帯): https://pro.form-mailer.jp/fms/dd97bca85784 

※くくのちふゆまつりで舞踏を披露してくださる森繁哉さんは、土方巽の影響を受け、 長年、地元の山形県最上郡大蔵村に根ざしながら舞踏の活動を続けていらっしゃいます。 山形の凄みとユーモアがハイブリッドされたこの舞踏を、今回のふゆまつりで ご紹介できることになりました。

主催:くくのち学舎 これからの日本に本当に必要なものだけを集めた学校 http://kukunochi.jp/

くくのち学舎事務局 (担当:天野・淵上) Adress:目黒区青葉台3-1-18-5F (株)シンコ内 Fax:03-5501-9093 Mail:99nochi@gmail.com

ポスト @ 2009/12/17 18:12 | くくのち

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