[title] Institute for Art Anthropology INFORMATION

Nov 15, 2010

港千尋原案・企画・監修展覧会「愛の小さな徴〜Signes d'Amour〜」@札幌

港千尋所員原案・企画・監修による展覧会が札幌にて開催中です。

■「愛の小さな徴(しるし)〜Signes d'Amour〜」 本展は、駅が出会いと別れの場所であり、記憶の生み出される場所であることにちなみ、 映画・写真・アート・文学といった様々な表現手段を通じて、皆様を『記憶の旅』へと誘う。 今回出展する、エマニュエル・リヴァ氏の写真は北海道で初の展示、盲目の写真家ユジェン・バフチャル氏の写真の本格的な紹介は本邦初となる。詳細は、JRタワーHPの案内欄で。 (展覧会HPより抜粋)

【展示内容】    エマニュエル・リヴァ(写真)、港千尋(写真・映像)、   岡部昌生(フロッタージュ)、宮岡秀行(映像)、   ユジェン・バフチャル(写真)、マルグリット・デュラス(本・写真)、   ジャン・コクトー(映画) ・会 期 :2010年11月7日(日)〜12月7日(火) 会期中無休 ・時 間 :10:00〜20:00(入場は19:30まで) ・会 場 :札幌・JRタワープラニスホール       (中央区北5西2 札幌エスタ11F 地図) ・入場料 :大人300円(学生等は無料) ・お問合せ:札幌駅総合開発株式会社JRタワー文化事業室 TEL 011-209-5075       プラニスホール TEL 011-213-2776 ※ 関連イベント(「記憶の旅」映画上映、トークセッション)

【開催主旨】 「記憶、過去へ触れるイメージの旅」 港千尋  過去は、どこにあるのでしょう。メディアに囲まれている現代人は、過去が記録メディアになって、 脳の収納箱に整理されているように思いがちですが、どうもそうではないようです。忘れていた遠い 出来事が、些細なきっかけでありありと思い出されることは誰にもあります。他人には見えないほど 小さな何かが、その人にとっては、かけがえのない過去の徴になるからです。こうした些細な徴は、 わたしたちの「想起の力」を常にどこかで待っているのかもしれません。  また過去はときに強い感情や感覚と結びついて、目の前に現れます。失われた愛の対象が、音や香りや 味とともに生き生きとよみがえる、その不思議な現象は、多くの芸術家を魅了し、悩ませ、多くの作品を 生み出してきました。記憶とは、想像力によってわたしたちを過去へと旅立たせる、一種の時間旅行だと 言えるでしょう。  この展覧会は過去がどのようなイメージをもって、わたしたちに現前するのかを、いくつかの作品を通 して探るこころみです。映画、写真、アート、文学とジャンルを横断していますが、どの作家にとっても イメージをつくることは、失われた時へと手を伸ばし、いまひとたびの出会いを探る旅にほかなりま せん。出会いと別れがさまざまな記憶を生み出してゆく「駅」という場所から、イメージの旅が始まり ます。

【関連企画】

●「記憶の旅」映画上映 ・日 時 :2010年12月3日(金) 18:30〜       2010年12月4日(土) 13:00〜       2010年12月5日(日) 13:00〜  ・会 場 :札幌シネマフロンティア (JRタワーステラプレイス7F) 試写室 ・参加方法:要事前申込 ・上映作品 :アラン・レネ「ヒロシマ・モナムール(二十四時間の情事)」(1959年)        クリス・マルケル「ラ・ジュテ」(1962年) ・定 員 :各日40名様を無料招待 ・応募受付:2010年11月20日(日) 24時まで ※ 同社HPの上映案内欄より申込を。応募多数の場合は抽選。

●トークセッション   アート・映画・文学「愛の小さな徴」をめぐって  港千尋(写真家・批評家)×岡部昌生(現代美術家)×伊藤隆介(映像作家) ・日 時 :2010年12月5日(日) 16:00〜17:30 ・会 場 :プラニスホール内 ・入場方法:展覧会の入場料のみで参加OK。(申込不要)

・主 催 :札幌駅総合開発株式会社 ・後 援 :北海道教育委員会、札幌市教育委員会、北海道新聞社 ・協 賛 :JR北海道 ・協 力 :三省堂書店札幌店、札幌シネマフロンティア

ポスト @ 2010/11/15 13:03 | 港千尋

Trackback

No Trackbacks

Track from Your Website

http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/iaa/trackback/tb.php?id=357
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)