前へ 次へ
IAAの特別研究員である美馬弘(研究代表)、望月規史、磯部直希3名による 共同研究プロジェクト「松本清張と近代の巫女たち −『神々の乱心』にみる「ご神鏡」の研究−」が、 北九州市立松本清張記念館が主催する「松本清張研究奨励事業」入選を果たしました。
『神々の乱心』は、松本清張の遺作となった未完の作品で、推理小説の中に 「日本の荒ぶる神々」と、昭和初期の宮中における神道系新興宗教にからんで起きた事件を織り込んだものです。
本共同研究では、『神々の乱心』の作品世界のなかに、天皇制万世一系論や皇国史観に対峙する 南朝の問題(南北朝正閏問題)、天皇家のレガリアとしての鏡の問題、鏡の祭祀における宮中女官や 新興宗教における巫女性の問題などを、歴史学や考古学、さらに工芸研究等美術史などの多角的な視点から分析します。
去る8月に行われた、奨励賞贈呈式の模様です。
受賞の挨拶をする代表者の美馬弘特別研究員
右から、磯部特別研究員、望月特別研究員、美馬特別研究員
No Trackbacks
http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/iaa/trackback/tb.php?id=362(言及リンクのないトラックバックは無視されます)
詳細検索
IAAの特別研究員である美馬弘(研究代表)、望月規史、磯部直希3名による 共同研究プロジェクト「松本清張と近代の巫女たち −『神々の乱心』にみる「ご神鏡」の研究−」が、 北九州市立松本清張記念館が主催する「松本清張研究奨励事業」入選を果たしました。
『神々の乱心』は、松本清張の遺作となった未完の作品で、推理小説の中に 「日本の荒ぶる神々」と、昭和初期の宮中における神道系新興宗教にからんで起きた事件を織り込んだものです。
本共同研究では、『神々の乱心』の作品世界のなかに、天皇制万世一系論や皇国史観に対峙する 南朝の問題(南北朝正閏問題)、天皇家のレガリアとしての鏡の問題、鏡の祭祀における宮中女官や 新興宗教における巫女性の問題などを、歴史学や考古学、さらに工芸研究等美術史などの多角的な視点から分析します。
去る8月に行われた、奨励賞贈呈式の模様です。
受賞の挨拶をする代表者の美馬弘特別研究員
右から、磯部特別研究員、望月特別研究員、美馬特別研究員