多摩美術大学 芸術人類学研究所 Information

『すばる』6〜7月号に掲載された「日本の大転換」の補遺、 「太陽と緑の経済学」が掲載されます。

■「日本の大転換」補遺　「太陽と緑の経済学」 『すばる』2011年8月号　定価880円 2011年7月6日(水)発売予定

建築家・伊東豊雄さんの主催する講座に中沢新一所長が登場します。

■伊東建築塾土曜講座特別講座　「建築の大転換」　 講師：中沢新一 聞き手：伊東豊雄（建築家・特定非営利活動法人これからの建築を考える理事長）　

第1回「抽象と非線形」　　 日時　2011年7月8日(金)　19:00-21:00

均質なグリッドを追求し、合理性、機能性のもとに展開されたモダニズム建築と それを乗り越えるべく重層性、多様性を目指して発展したポストモダニズム建築。 しかし、建築の大転換はその両者を超えて建築そのものをとらえ直し、線形の建築の 限界を超えていくことに他ならない。流動性に対して開かれ「内と外」をつなぐ、 非線形としての建築を考える。

第2回「キアスムと地域」　 日時　2011年7月22日(金)　19:00-21:00

建築が創造するのは「場所」であって「建物」ではない。 土地のエネルギーと物質、そして人が交差する空間は、新しいコミュニケーション の可能性を示している。 土地とものと人間との関係を問い直し、人が生きるための建築が、この先どのような 方向へ行かなければならないかを考えていく。

■会場　伊東建築塾神谷町スタジオ 　　　(港区虎ノ門５−８−６アミタビル８階) ■料金　会員無料／一般　各回1,000円 ■主催　伊東建築塾　http://www.itoschool.or.jp/article/33

■お問い合わせ　 「特定非営利活動法人これからの建築を考える」 ご入会、ご賛助お申込み・資料請求・お問合せなど info@itoschool.or.jp

伊東建築塾　講座お申込み・資料請求・お問合せなど office@itoschool.or.jp

中沢新一所長と坂口恭平氏のトークイベントがおこなわれます。

■リトルプレス『歩きながら考える』主催　中沢新一×坂口恭平 トークイベント

自然の力の大きさを思い知る出来事を経て、それぞれが世界をどんなふうに認識し、 どう行動するのか、個人の生き方が問われる時代。 アーティストの坂口恭平は、熊本に「zero center」と呼ばれる拠点をつくり、 そこに「新政府」を立ち上げた。その「新政府」の閣僚メンバーとして、 文部大臣に指名されたのが、思想家の中沢新一。

かつて「芸術人類学」を提起して、いま「エネルゴロジー（＝エネルギーの存在論）」を 世に問う中沢新一と、既存の都市生活に疑問を投げかけて新たな生き方を模索する坂口恭平が、 これからの人間の行く先と、「国ってなに？」というプリミティブな問いを中心に語り合う。

未来を切り開く、熱いトークになる予感。 ぜひお越しください！ （リトルプレスHPより）

日時：2011年7月17日 (日) 17:30open / 18:00start 会場：VACANT(渋谷区神宮前3-20-13) www.n0idea.com 料金：￥1,500

出演：中沢新一、坂口恭平 司会：歩きながら考える編集部

予約：VACANT 　E-mail: booking@n0idea.com ※ 件名を「歩きながら考える」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」 を記入したメールをご送信ください。 ※ 万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。 ※定員に達し次第、受付を締め切らせて頂きます。

■プロフィール

中沢新一 1950年、山梨県生まれ。 宗教から哲学まで、芸術から科学まで、あらゆる領域にしなやかな思考を展開する思想家・人類学者。 多摩美術大学芸術人類学研究所所長。 著書に『チベットのモーツァルト』、『フィロ ソフィア・ヤポニカ』、 『カイエ・ソバージュ』全5巻、『緑の資本論』、『アースダイバー』など多数。

坂口恭平 1978年、熊本県生まれ。 早稲田大学理工学部建築学科卒業。作家／アーティスト。 既存の都市型生活に疑問を抱き、思索を続ける活動家。 震災後、熊本県に被災者避難と新しい暮らしを目的とした「ZERO CENTER」を開設。 著書に『東京０円ハウス0円生活』、『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』、『TOKYO一坪遺産』など。 http://www.0yenhouse.com/

■歩きながら考える　http://www.arukan.net/ 「わくわくしながら生きるコツ」をテーマに、文学・アート・社会学の記事を中心に 独自に刊行を続ける、創刊6年目のリトルプレス。全国の約30店舗の書店で発売中。 （今回のトークイベントの内容は、次号『歩きながら考える６号』に掲載予定）

中沢新一所長の緊急寄稿、「日本の大転換（下）」が、 『すばる』7月号に掲載されています。

■『すばる』2011年7月号　定価880円 2011年6月6日発売

『すばる』のHPはこちらをご覧ください。

1989年に出版された『マーラー事典』(立風書房)に収録されている 中沢新一所長の対談の再録情報です。

■『文藝別冊　マーラー 没後100年記念総特集』 定価1,200円＋税／河出書房新社　2011年4月30日刊 対談　『新しいマーラー像に向けて』 中沢新一×吉松隆(作曲家)／1989年5月

『マーラー事典』／立風書房 (絶版)

音楽家の細野晴臣さんが今月DJをつとめているラジオ番組に、中沢新一所長が出演します。

■NHK-FM「サウンド・クリエイターズ・ファイル」 放送日時：2011年5月15日(日)　21:30-23:00 5月のマンスリーDJ／細野晴臣(音楽家)

「サウンド・クリエイターズ・ファイル」 毎週日曜の夜、さまざまな世代のサウンドクリエイターが月替わりで登場、 作品にまつわる秘話や影響を受けた音楽を、こだわりの選曲を交えて紹介していきます。

■放送周波数　東京 82.5[MHz] その他、各地域の周波数はこちら。

詳しくは、NHK-FMのHPをご覧下さい。

4月5日に Ustream「ラジオデイズ」で配信された番組「いま、日本に何が起きているのか」 で語られた内容が本になって刊行されます。

■『大津波と原発』　内田樹・中沢新一・平川克美 共著 朝日新聞出版／定価　740円＋税 2011年5月12日発売予定

未曾有の震災後に浮かび上がる、唯一神のごとき「原発」。 原子力という生態圏外のエネルギーの憤怒に、われわれはどう対峙し、 無残に切断された歴史を転換させていくべきなのか。 白日のもとに晒された危機の本質と来るべき社会のモデルを語り尽くす。