[title] Institute for Art Anthropology INFORMATION

Sep 01, 2009

くくのち学舎 9月5日正式開講!

以前ご案内した「くくのち学舎」が(以前の記事はこちら)、 いよいよ正式に開講します。 このブログでも、今後講座情報など、最新動向をお伝えしていきますので、 どうぞお楽しみに。

まずは、今週末9月5日開催の3講座をご紹介します。 それぞれ申込のホームページにリンクをはりましたので、ご興味のある方は、 ふるってご参加下さい。

受講料:今回の3講座とも、それぞれ2,000円です。 会場 :http://kukunochi.jp/contact

1.食べ物の起源神話を読む(1)〜神話研究シリーズ http://kukunochi.jp/class/la_pensee_sauvage/food-myth.html ・9月5日(土) 13:00-14:30 ・講師:石倉敏明(IAA助手) + 瀬戸山 玄さん

食べ物はどのようにヒトにもたらされたのか? 人類最古の哲学である神話が、生のものと火にかけたものを大きな軸として 「食」をどう考えてきたのかを探ります。 今回は、雑誌『暮らしの手帖』の「世のなか食のなか」という連載(縄文食か ら大阪のおばちゃんの格安食堂まで、食を超横断的な視点で捉えなおすとって も面白い連載です。)などで活躍中の瀬戸山玄さんをゲストにお呼びし、神話 が扱ってきた「食」と現代の「食」を往復します。「食」が私たちの暮らしや 生きかたとどう関係するのかを考えてみたい方、オススメ!

*関連リンク 瀬戸山さんwebサイト:http://www3.ocn.ne.jp/~mimimura/index.html

2.「ノグソフィア -糞とエコロジー (1)」 http://kukunochi.jp/class/life_and_energology/nogusophia.html ・9月5日(土)15:00-16:30 ・講師:伊沢正名(糞土師。糞土研究会代表)

水に流すなんてもったいない。糞は野に、山に、土に返すベシ。 過激にして笑いに満ちた、"ノグソフィア=野の糞の智慧"講座。 「上りと下りの食物連鎖」「ウンコを巡る生態系」について、 キノコ・菌類写真家としても著名な伊沢さんのお話。 入れるだけ(=食べる)のオーガニック、臭いものにはフタをするエコではもの 足りない方へ、オススメ!です。

*関連リンク 著書『くう・ねる・のぐそ』ページ:http://special.yamakei.co.jp/noguso/

3.富山県南砺市の精神文化 -くくのち地域講座シリーズ(2) http://kukunochi.jp/class/local/nanto-2.html ・9月5日(土) 18:00-19:30 ・講師:太田浩史さん(南砺市大福寺住職)+千秋健さん(ジャーナリスト)

くくのち地域講座シリーズの第二回は、前回に続き、北陸の中でも特にユニーク で、日本の古い智恵をいまなお残す、富山県南砺市の文化を探ります。 棟方志功や柳宗悦に影響を与えた、南砺に伝わる独特の価値観・智恵である 「土徳」の思想とは? 地域や地方の未来に興味のある方、民藝や職人の思想に関心のある方は特にお楽 しみ頂けるかと思います。ぜひ!

*土徳、民芸、南砺 「土徳」は、民芸運動の創始者柳宗悦によって名づけられました。 昭和20年、柳は、南砺に疎開していた愛弟子、版画家の棟方志功の作品が一層輝 きを増したことに驚き、それがこの地方の自然の豊かさと、綽如上人、蓮如上人 によって開かれた念仏の生活によるものだったということを見出します。 柳はそれを「土徳」と名づけ、さらに昭和21年五箇山をたずねて妙好人赤尾の道 宗に強く惹かれました。 昭和23年、柳は城端別院にこもって民芸思想の究極とも言われる書『美之法門』 を執筆します。  (多摩美術大学芸術人類学研究所による南砺調査リポートより   →本講座は、同研究所主催研究会としても行われます)

ポスト @ 2009/09/01 19:01 | くくのち

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