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Feb 01, 2011

くくのち学舎/いのちの暴走─ナチ農相ダレーの思想と実践(1)

2月19日(土)のくくのち学舎のお知らせです。 自然と直接向き合う農業がもつ未来の可能性を考えるために、 有機農業とその周辺をめぐる問題について、「いのちの暴走」と題した3回シリーズの講座を開講します。

いのちの暴走―ナチ農相ダレーの思想と実践(1)  ダレーのその時代(1) 生誕からナチ党入党まで 日時 2011年2月19日(土) 13:00〜15:00

講師 藤原辰史 1976年北海道旭川市生まれ、島根県出身。1999年京都大学総合人間学部卒業。 2002年京都大学人文科学研究所助手を経て、2009年から東京大学大学院農学生命科学研究科講師。 専門は農民史、農業思想史、農業技術史。著書に、『ナチス・ドイツの有機農業―「自然との共生」 が生んだ「民族の絶滅」』、最新刊は『カブラの冬──第一次世界大戦期ドイツの飢饉と民衆』(人文 書院、2011)。

畑で土にまみれ野菜を育てていると、「土地ー微生物ー植物ー動物ー人間」という有機的連関を 肌身で感じ、化成肥料や農薬なしの農業を実践することの魅力と重要性を十分に理解することが できます。これからの日本の農業を考えるにあたって、有機農業や自然農という方法論が大きな 意味を持ってくることも、疑問の余地は無いと思われます。 くくのち学舎では、近代になって再浮上したこれらの農法を、単なる安心安全や味という視点だけ ではなく、新石器以降のスパンで捉え直した上で、思想として再検討する必要性を感じています。

今回の講座では、東京大学講師の藤原さんをお招きし、近代農業の歴史、特に有機農業の歴史と 可能性について、主にナチス・ドイツの農業政策から考えていきます。 有機農業を推進し、そして挫折した”エコロジカルな”ナチ農相、ダレーの思想を批判検討することで、 現代における農業の可能性を探ります。

今後の講座予定 1回目 ダレーのその時代(1) 生誕からナチ党入党まで 2回目 ダレーとその時代(2) ナチ党農政局長から有機農業の支持、そして戦後まで 3回目 ナチスの悲惨の根源 ダレーから考える

■料金 2,000円 お申し込みはこちらから。

■くくのち学舎 http://kukunochi.jp くくのち学舎事務局 (担当:天野・淵上) Adress:目黒区青葉台3-1-18-5F (株)シンコ内 Fax:03-5501-9093  Mail:99nochi@gmail.com

■講座会場へのアクセス 四谷ひろば内CCAAアートプラザ 新宿区四谷4-20 (旧四谷第四小学校跡地) 東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」徒歩5分/都営地下鉄新宿線「曙橋駅」徒歩7分

※NPO法人CCAA(市民の芸術活動推進委員会)のご協力にて会場をお借りしています。 ※お問合わせは上記連絡先まで。四谷ひろば運営協議会への講座内容のお問い合わせはご遠慮ください。 ※駐車場はありません。公共交通機関にてお越しください。

ポスト @ 2011/02/01 13:47 | くくのち

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