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Feb 10, 2011

生誕100年記念『岡本太郎爆発大全』刊行/監修 椹木野衣

岡本太郎の生誕100年を記念し、岡本太郎の全貌をとらえ直す画期的作品集、 『岡本太郎爆発大全』が刊行されます。 監修は椹木野衣所員。中沢新一所長が推薦文を寄せています。

『岡本太郎爆発大全』/河出書房新社 岡本太郎 著/椹木野衣 監修 定価25,200円(本体24,000円) 2011年2月26日刊行予定

絵画、彫刻、写真、ドローイングなど主要な作品約200点、太郎の言葉、年譜、解説などを収録。 画期的な造本で送る最大の作品集。中沢新一・村上隆=推薦

岡本太郎を過去の偉人だと思っている人はいませんか。いや、太郎はまぎれもなく 「今日の芸術家」なのです。願わくば、この本を通じて太郎が、21世紀にふさわしい顔つきで、 もう一度蘇らんことを。爆発的に! (椹木野衣)

ピカソが咆哮し、ジョイスが哄笑するパリで、若き岡本太郎はウルトラ・モダンの怒濤逆巻く海峡に、 我が身を投じたのだった。しかし、日本へ戻った彼を待ち受けていたのは、表層のモダンと戯れる 薄っぺらな近代主義者たちがつくる、擬制の文化だった。岡本太郎は怒りをこめて、偽物たちに立ち向 かっていった。まるでドン・キホーテのように。日本のウルトラ・モダニスト岡本太郎の祖国における 数少ない味方は、縄文、沖縄、アイヌ、古代、と数こそ少ないが、いずれも強力な魔力をひめた面々。 壮絶で滑稽なその闘いの様を、少年の日に目撃していたぼくは、いまにじぶんもこの人のように戦おう と誓っていた。 (中沢新一)

『岡本太郎爆発大全』特設サイトはこちら

岡本太郎100年記念事業公式サイトもご覧ください。

ポスト @ 2011/02/10 11:12 | 書籍紹介

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