[title] Institute for Art Anthropology INFORMATION

Aug 23, 2011

東日本大震災供養プロジェクト「一萬の祈り」のご案内

星野文紘特別研究員が行っている東日本大震災供養プロジェクト「一萬の祈り」をご案内します。 星野特別研究員は、出羽三山羽黒山宿坊「大聖坊」の山伏先達として活動しています。

「一萬の祈り」では、震災供養復興を願意とした般若心境の写経を広く一般に募り、 それを山伏自らがご神前で一枚一枚祈りを捧げ、月山山頂に建立される東日本大震災供養復興経塚に 写経すべてを埋設するというものです。 お一人で何枚でもご参加いただけます。詳細は以下のホームページをご覧下さい。 http://10000-inori.com/index.html

このホームページから写経用紙をダウンロードして参加いただく仕組みとなっていますが、 写経用紙の郵送をご希望される方は、ご住所・ご氏名・連絡先・ご希望枚数を以下のアドレスまで メールしてください(写経用紙はB4サイズとなっています)。 iaa_info@tamabi.ac.jp

以下、五月に発行された趣意書を掲載させて頂きます。

東日本大震災供養復興般若心経壱萬巻埋設経塚の建立趣意書

 平成二十三年三月十一日午後二時二十六分にマグニチュード九の大震災が発生した。この東日本大震災はその後の大津波により青森県から千葉県に至る太平洋沿岸地域の人も建物も車も船などあらゆるものを一のみにしました。静かな海が一遍に魔物になり自然の恐ろしさを見せつけられました。  そしてその被害者は現在亡くなった人が約一万五千人、行方不明者が約九千百人であります。この人たちを被害以来全国各地で色々な形で供養しておられます。本当にありがたい事であります。そこで私たち羽黒山伏は何が出来るかと考えた時、亡くなられた人たちの供養を日本を含めて世界の人達にして頂くことによって、亡くなられた人達と共に何百年に一度というこの大津波の教訓を後世に伝えていくことが必要と考えました。  そのために般若心経の写経を世界の人達に壱萬巻お願いし、集まった全ての写経を一枚一枚勤行して山に埋設する。そこに「東日本大震災供養復興経塚」を建立致します。その山は山形県の月山と致します。月山は出羽三山の一つであり、今回被災した地域の人達は全て出羽三山の信仰地域であり、中世時代より霞場、旦那場として現在も講を組織し崇敬者が非常に多い地域であります。今回亡くなられた人の多くもこの講の人達であります。月山はまた古来から死者の納まる山であり、東日本の総鎮府の山であります。そして今年は卯年で月山の御縁年の年でもあります。  具体的な進め方と致しましてはこの趣旨に賛同頂いた皆さまに写経の原紙をお送りし、勤行のできる方は集まった写経をすべて通しで勤行して頂き、終わりましたら会長宅に九月三十日まで送付頂きます。勤行はお任せという方は九月十五日まで、全て会長宅などで勤行致しますのでお送りください。またお浄めを御奉納頂けます方はお願い致します。但し経塚にお名前は記載致しません。今回の経費にさせて頂き、残りましたら義援金とさせて頂きます。  この経塚の建立は今年の十月九日(日)月山山頂で実施の予定であります。 どうぞ皆さんのご協力よろしくお願い致します。

     東日本大震災供養復興経塚建立実行委員会       会長   星野文紘(出羽三山 羽黒山宿坊「大聖坊」)       事務局長 関根理恵子(出羽三山神子修行道場三度位)

ポスト @ 2011/08/23 19:07 | お知らせ

Trackback

No Trackbacks

Track from Your Website

http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/iaa/trackback/tb.php?id=459
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)