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Dec 03, 2008

シンポジウム「10年後の出羽三山を考える」報告 2

手向(とうげ)集落で行なわれた出羽三山シンポジウムの続きです。

午後最初の講演は、IAA特別研究員の淵上周平氏。 社会起業家の視点から、「地域活性の現状事例について」くわしく説明。 出羽三山の新しい地域振興の可能性について、具体的な提言がありました。

続いてはIAA副手・石倉敏明の「〈よみがえる山〉と聖(ヒジリ)の思想」。 山と里をつなぐ蘇りの思想と、里での社会事業を総合する存在としての「聖」の話。

さて、最後は講師全員に正善院副住職の長南弘道氏、 NPO法人蜂子山社中事務局長の早坂一広氏が加わり、 「出羽三山の未来に向けて」についての総合討論が行なわれました。 神仏習合再興を見据え、都市と山岳聖地を結ぶ、さまざまな可能性が浮かび上がりました。 会場の皆様からも、貴重な話をうかがうことができました。 研究者からの「風」の視点、地元の暮らしをふまえた「土」の提言が融合します。

8時間近い長丁場のシンポジウムにもかかわらず、 各地からお越しいただいた皆さん、ありがとうございました。 「出羽三山からの挑戦」に、引き続きご注目下さい!

ポスト @ 2008/12/03 12:43 | イベント報告

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