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Feb 12, 2009
ジンガロ BATTUTA 公演 + 対談掲載予告
2009/02/12 20:40 | お知らせ,イベント報告 | Permalink | TrackbackOct 17, 2008
折口信夫シンポジウムのインターネット公開開始
今年5月24日に行われた、研究所と折口信夫会の共催による シンポジウム「折口信夫、戦争と平和」の模様が、 本日よりインターネットサイト「tamabi.tv」で公開されます。 http://www.tamabi.tv/research/iaa-orikuchi.php
4時間を越えた講演・討議を、約1ヶ月かけて以下の通り順次掲載します。どうぞお楽しみに。
2008/10/17(本日) 研究趣旨について(安藤礼二) 岡野弘彦:『神道概論』をめぐって、折口の神について 2008/10/21 中沢新一:「神道宗教化の意義」をめぐって、折口の新しい宗教論について 2008/10/24 藤井貞和:『現代襤褸集』をめぐって、折口の詩について 2008/10/28 平出隆:折口の詩論、言語論をめぐって 2008/10/31 成瀬有:『倭をぐな』をめぐって、折口最晩年の短歌について 2008/11/04 持田叙子:「死者の書 続篇」をめぐって、折口晩年の散文作品について 2008/11/07 長谷川政春:「源氏物語における男女両主人公」をめぐって、折口の源氏物語論について 2008/11/11 安藤礼二:「民族史観における他界観念」について、問題提起のまとめ 『倭をぐな』朗読:畠山英治・篠崎央子 2008/11/14 質疑応答(1) 質疑応答(2)
先日、現在木場公園特設ステージで開催中の「騎馬サーカスZINGARO」 BATTUTA(バトゥータ)公演を拝見してきました。
ジンガロについては、以前BLOGでご紹介したとおり、 白水社から出版されている雑誌『ふらんす』に、 中沢所長はじめ、IAAの執筆陣三人が寄稿しています。
さて今回の公演は、人間が誕生し、成長し、結婚し、出産し、死を迎えるまでの生活が、 すべて疾走する馬のリズムとともに上演されています。その表現の母胎となっているのが、 ジンガロの出発点ともいえる東欧の移動民たちの文化。トランシルヴァニア地方の、目の覚める ようなホーンや弦楽器の調べに合わせて、まさに人馬一体の祝祭劇がくりひろげられます。
この公演にあわせて、なんとジンガロを主宰するバルタバス氏と、中沢新一IAA所長との 対談もおこなわれました。さすが「現代のシャーマン」とも呼ばれるバルタバス氏。 公演会場のテントでも独特の野生的オーラを漲らせ、中沢所長との話も盛り上がりました。
中沢所長は少年時代から東欧の文化に傾倒し、やがて大学院ではポール・ブーイサックの 『サーカス―アクロバットと動物芸の記号論』を翻訳して世に問うています。 サーカス芸術の背後にあるユーラシア精神史の探究を経て、チベット高原に伝わる伝統にたどり着いた 中沢所長の思想は、ユーラシアの騎馬文化を探究し、やがてチベットの「風の馬(ルンタ)」から 東欧の祝祭劇に回帰したバルタバス氏の個人史とも、深いところでつながっているようです。
この対談の模様は3月に発売される集英社の雑誌『すばる』(4月号)に掲載される予定です。 どうぞお楽しみに!
→ジンガロの”BATTUTA”公演は3月26日まで。 アントワーヌ・プーペル氏のジンガロ写真展も、 東京で開催されています。どちらも、ぜひ足をお運びください。