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Feb 08, 2012
第十四回折口信夫会 折口信夫の在り処
2012/02/08 17:21 | お知らせ,折口信夫,安藤礼二 | Permalink | TrackbackMay 20, 2009
第六回「折口信夫会−『光の曼荼羅』を読む」のお知らせ
5月30日(土)に、第六回折口信夫会が開催されます。 今回は、第3回大江健三郎賞・第20回伊藤整文学賞を連続受賞して注目を集める安藤礼二所員の『光の曼荼羅』を読む会です。 関心のある方は、どなたでもご参加いただけます。
◎日時 5月30日(土)14時より(参加申込不要、直接お越し下さい。) ◎会場 四谷ひろば内 コミュニティールーム4 (旧新宿区立四谷第四小学校跡地) 会場地図はこちら 四谷ひろば館内図はこちら ◎発言者・レポーター 持田叙子・成瀬 有・長谷川政春・藤井貞和 ◎司会 天野移山 (芸術人類学研究所特別研究員)
本件お問合せ先: 芸術人類学研究所 メール iaa_info@tamabi.ac.jp
Dec 19, 2008
地球研 安藤礼二講演のお知らせ
12月22日に、京都の総合地球環境学研究所(通称「地球研」)において、安藤礼二研究所所員の講演が以下の要領で行われます。 (なお、本連続セミナー企画「環境思想セミナー」のコーディネータ である鞍田崇さんは、以前研究所プロデュースにて、多摩美で 鶴岡真弓所員と対談を行っています。こちらもご覧下さい。)
第17回「人と自然:環境思想セミナー」
■テーマ 掌に握りしめた雪のように――折口信夫と近代のゆくえ ■講師 安藤 礼二氏 (多摩美術大学准教授) ■日時 2008年12月22日(月) 15:00〜17:00 ■場所 総合地球環境学研究所(地球研) 講演室 ■申込不要/聴講無料 ■主催 地球研・文明環境史プログラム プロジェクト「農業が環境を破壊するとき」(リーダー:佐藤洋一郎・地球研教授) ■HP http://www.chikyu.ac.jp/sato-project/thought.html
■講師略歴 安藤 礼二 ANDO Reiji 1967年東京生まれ。文芸評論家。早稲田大学第一文学部考古学専修卒業。現在、多摩美術大学美術学部芸術学科准教授、同芸術人類学研究所所員。2002年、「神々の闘争―折口信夫論」で第45回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞(『群像』 2002年6月号)。2006年、『神々の闘争 折口信夫論』(講談社)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。その他、著書に『近代論 危機の時代のアルシーヴ』(NTT出版)、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社)、編著書に『初稿・死者の書 折口信夫』(国書刊行会)などがある。
■概略 降ってきた雪を握りしめると、雪は掌のなかで溶けて水となって消えてしまう。掌に残るのは雪の冷たさだけだ。実体は何もないが、それゆえに際立つ雪の冷たさ、そして清らかさ。 あたかも掌に握りしめた雪のように――亡くなる直前の折口信夫(釈迢空1887-1953)は、日本の短歌、ひいては日本文化をそんなイメージに託した。内容は何も残らないが、ある思いだけは残る。これほど的確で、しかも詩情あふれた日本文化イメージはないと絶賛し、この一節を筆者に教えてくれたのは、以前本セミナーでもご発表いただいた花人の川瀬敏郎氏だった。自分の花もまたそうだ、内容なんて何もない、と。それ以来、折口信夫という名前がずっと頭にひっかかっていた。 折口のいう「握りしめた雪」とはいったい何なのだろうか。なくなってしまうこと、何もないことに注目したのか、あるいは何もないが思いは残るということに注目したのか。もちろん後者なのだろうけれども、そうだとして残る「思い」とは何なのか。そこに意味はあるのか。 いずれにせよ、これは相当手ごわい。言うまでもなく、少なくとも現代のわれわれにとって、ひとたび何かに取り組んだとしたら、内容はあって当然だし、意味のあるものを求める。求められる。環境問題などにたずさわっていたらなおさらだ。なくなることではなく残すこと、壊すことではなく保全すること。ベクトルはいつもそっちを向いている。 折口の発想はそれとはまるで反対を志向している。同じく死の直前にとりくまれた「自歌自註」では、自身の歌について「内容空虚で、空気菓子をしやぶるやうな処」という言い方もしている。無内容、無意味、空虚、虚無…。そんな折口の本質に注目し、独自の近代日本論を展開しているのが、文芸評論家の安藤礼二氏である。今回は安藤氏とともに折口の短歌論・日本文化論を検討し、いまわれわれが本当に残さなければならないものは何のか考えていきたいと思います。 (環境思想セミナー企画担当:鞍田崇)
Dec 03, 2008
第五回「折口信夫会−<折口源氏>をめぐって」
第五回「折口信夫会−<折口源氏>をめぐって」が以下の通り開催されますので、 ご案内いたします。
『源氏物語』千年紀の締めくくりとして、折口信夫と『源氏物語』を テーマに研究会を行います。折口信夫・釈迢空に興味のある方は どなたでも参加できます。
◎日時 12月6日(土曜)14時より ◎会場 清泉女子大学(東京都品川区東五反田3-16-21) ・JR山手線、都営地下鉄浅草線、東急池上線「五反田」駅 から徒歩約10分 ・JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、りんかい線「大崎」駅 から徒歩約10分 *教室の詳細は当日掲示致します。 ◎発表者 岡野弘彦(國學院大學名誉教授・歌人) 長谷川政春(清泉女子大学教授) ◎司会 藤井貞和(立正大学教授・東京大学名誉教授)
本件お問合せ先: 芸術人類学研究所 メール iaa_info@tamabi.ac.jp
なお、以前本ブログでご案内した第四回折口信夫会の内容は こちらです。
また、本年5月24日に研究所と折口信夫会の共催で行った シンポジウムもこちらからどうぞご覧下さい。
第十四回「折口信夫会」のご案内を申し上げます。 今回は、「折口信夫の在り処」をテーマとします。 著書『小林秀雄の昭和』(思潮社、2010・10)にて第二回鮎川信夫賞〈評論集部門〉受賞し新著『大審問官の政治学』を刊行した神山睦美氏と、安藤礼二氏の対談から、ドストエフスキーの「大審問官」と折口信夫の「マレビト」の重なり合いについて新たに捉えていきたいとの思いです。さらに、来年度の会においては、安藤氏の『折口信夫天皇論集』にも、本格的に向き合うことを試みる予定です。 また、藤井貞和氏の新著『折口信夫古典詩歌論集』が、1月に刊行されました。同書所収の古典詩歌論を軸に、藤井氏と長谷川政春氏の対談により、折口信夫の学問と創作の問題について探ります。 ご参加をお待ちいたしております。
◎日時 2月25日(土) 14時00分より (※参加申込は不要。直接お越し下さい)
◎会場 東京理科大学神楽坂キャンパス 2号館223教室 (東京都新宿区神楽坂1-3) ▲前回と異なります。下記交通案内または地図のリンクをご参照下さい。 地図はこちら
◎テーマ「折口信夫の在り処」(司会 長谷川政春氏) イ、神山睦美氏×安藤礼二氏 対談「マレビトと大審問官」 ロ、藤井貞和氏×長谷川政春氏 対談 「『折口信夫古典詩歌論集』をめぐって」
◎交通 飯田橋駅(JR総武線)西口、及び地下鉄各線B3出口から徒歩3分 1.神楽坂を少し上り、花屋と鰻屋「志満金」の間の路地に入るよう左折。 2.直進し、キャンパス内へ。会場(2号館)は右手の二つ目にある建物。
※次回(第十五回)は、5月後半の土曜日に開催(会場未定)。 ※折口信夫にご興味をお持ちの方等、お誘い下さい。
【参考文献―会の予習にお役立てください】 ★神山睦美氏 『大審問官の政治学』(響文社、2011・10) ★安藤礼二氏 神山睦美+安藤礼二「(鮎川信夫賞インタビュー 2) 善悪の矛盾を受けとめる―小林秀雄と折口信夫―」(「現代詩手帖」2011・6月号) 『折口信夫天皇論集』(講談社(講談社文芸文庫)、2011・5) http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2901234&x=B ★藤井貞和氏 『折口信夫古典詩歌論集』(岩波書店(岩波文庫)、2012・1) http://www.iwanami.co.jp/hensyu/bun/
【お知らせ】 会誌「折口信夫研究」創刊号(頒価1000円)を、刊行いたしました。 第十四回開催日に、会場にて販売・受付を予定いたしております。 「折口信夫研究」創刊号内容の詳細は、以下をご参照ください。 http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/iaa/article.php?id=440
本件問い合わせ先 折口信夫会連絡先:orikuchi★live.jp(★は@に変えてください)