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Aug 30, 2011

『日本の大転換』発売中です!

中沢新一所長の新刊『日本の大転換』が発売され、大きな話題を呼んでいます。 3.11以降に切り拓かれる日本/世界の未来像とはなにか? エネルギーと生態圏の関係から、経済と創造性=贈与の問題まで、幅広く論じられています。 以下、Dream News 配信の集英社プレスリリースより。

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3.11以降の世界にどのような思想が生まれなければならないか、世界ではじめて論じた画期的な書。脱原発の意味すること、資本主義以後の経済論など、従来とは全く異なる思想の大転換をうながす。著者は「緑の党のようなもの」を創ると発言して話題を呼んだが、そのマニフェストとも言える一冊である。2011年の文芸誌『すばる』6月号〜8月号掲載時に売り切れ店が続出し、ツイッター上でも評判になった論考を緊急出版する。

大地震と津波、そして原発の事故により、日本は根底からの転換をとげていかなければいけないことが明らかになった。 元通りの世界に「復旧」させることなどはもはや出来ない。 未知の領域に踏み出してしまった我々は、これからどのような発想の転換によってこの事態に対処し、「復興」に向けて歩んでいくべきなのか。 原子力という生態圏外的テクノロジーからの離脱と、「エネルゴロジー」という新しい概念を考えることで、これからの日本、そしてさらには世界の目指す。

【目次】 ●日本の大転換 /1 津波と原発 /2 一神教的技術 /3 資本の「炉」 /4 大転換へ /5 リムランド文明の再生  ●「日本の大転換」補遺 太陽と緑の経済→WEBで読めます!  はじめに /エネルギーと贈与 /経済学の見えない土台 /生存のためのモジュール /つぎの経済システムへ

『日本の大転換』 著者 中沢新一(なかざわ・しんいち) 定価735円(税込) ISBN 978-4-08-720606-7 集英社新書「日本の大転換」特設サイト http://shinsho.shueisha.co.jp/nakazawa/

2011/08/30 14:41 | お知らせ | Permalink | Trackback

Aug 24, 2011

三上敏視のお神楽ナイト「神楽の音楽とハワイの音楽」

音楽家にして神楽・伝承音楽研究家でもある三上敏視特別研究員の お神楽ナイトvol.9 "神楽の音楽とハワイの音楽" ビデオジョッキー、トーク、ミニライブが、 以下の通り東中野ポレポレ坐で開催されます。

■日時:2011年8月25日(木)18:30open / 19:30start ■会場:space&cafeポレポレ坐 中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル1F  アクセスは以下のWEBを参照下さい。 http://za.polepoletimes.jp/map/ ■出演:三上敏視 ■ゲスト:山内"アラニ"雄喜 ■料金:予約2,300円/当日2,500円(+要ワンオーダー) ■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email : event@polepoletimes.jp

以下は、三上特別研究員による、内容の紹介です。 ゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜ 日本で大人気のハワイのフラは、もともと神楽と同じように神と交 流する神事の要素が強いものでした。 フラそのものは神楽とは全然違うものになっていますが、 根底には 共通のアニミズム、シャーマニズムがあるでしょう。 今回は、ハワイアンミュージックの日本での第一人者で、 ハワイ音 楽の研究者でもあり、サンディーやKONISHIKIにとって大切な 音楽パートナーである、 山内"アラニ"雄喜さんをゲス トにお招きして、日本の神楽の映像を見ながら ハワイと日本のルー ツミュージックの話などをしてみたいと思います。 実は三上はアラニさんとは30年以上前からのお付き合いなんです。 そんな関係でなんとミニライブも実現!! ハワイアンスラッキーギターと神楽の太鼓の初共演も試みます。 和太鼓じゃないですので念のため(笑) 三上敏視 ゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜ ☆山内"アラニ"雄喜(やまうちあらにゆうき) 少年時代にハワイ音楽に興味を持ち、15歳の時よりスティール・ギターを始める。 大学在学中は大学のハワイアン・クラブでスティール・ギターを弾く。 ハワインの中でも、とくにスラック・キー・ギターの素朴な味わいに惹かれ、 この奏法に独学で挑戦。大学卒業後、ハワイに渡り、レイ・カーネ氏に師事する。 カーネ氏の他、ギャビー・パヒヌイやサニー・チリンワースとの共演もある。 帰国後は実家の家業であるこんにゃく屋を継ぐかたわら、 1975年にパイナップル・シュガーを結成。1977年、日本人として初めてハワイ放送 のラジオ・KCCNのプログラム"Honolulu Skylark"に出演し、演奏する。 1978年には「パイナップル・シュガー・ハワイン・バンドVol.1」をリリースし、 本格的なスラック・キースタイルを紹介した。また同年、本邦初のスラック・キー・ ギターの教則本「ギター変則チューニング奏法」を出版。 1979年にポリドールよりLP「虹のアロハ・スピリット」をリリース。 以後も地道な活動を続け、1996年には師匠であるレイ・カーネと共に、 東京でステージに立った。真のアロハ・スピリットを追求しながら、ライブ活動や、 コンサート活動を続けている。 また、サンディーやネーネーズ、島幸子のアルバム にも参加、レコード解説等の執筆もおこなっており、 現在ギャビー・パヒヌイの伝記を執筆中だとか。 ハワイ音楽に関する世界的なコレクターの一人でもある。

☆三上敏視(みかみとしみ) 音楽家、神楽・伝承音楽研究家。 1953年 愛知県半田市生まれ、武蔵野育ち。 93年に別冊宝島EX「アイヌの本」を企画編集。 95年より奉納即興演奏グループである細野晴臣&環太平洋モンゴロイドユニットに参加。 日本のルーツミュージックとネイティブカルチャーを探していて里神楽に出会い、 その多彩さと深さに衝撃を受け、これを広く知ってもらいたいと 01年9月に別冊太陽『お神楽』としてまとめる。 その後も辺境の神楽を中心にフィールドワークを続け、 09年10月に単行本『神楽と出会う本』(アルテスパブリッシング)を出版、 初の神楽ガイドブックとして各方面から注目を集める。 神楽の国内外公演のコーディネイトも多い。 映像を使って神楽を紹介する「神楽ビデオジョッキー」の活動も全国各地で行っている。 現在は神楽太鼓の繊細で呪術的な響きを大切にしたモダンルーツ音楽を 中心に多様な音楽を制作、ライブ活動も奉納演奏からソロ、ユニット活 動まで多岐にわたる。また気功音楽家として『気舞』『香功』などの作 品もあり、気功・ヨガ愛好者にBGMとしてひろく使われている。 多摩美術大学美術学部非常勤講師、 同大芸術人類学研究所(中沢新一所長)特別研究員。

2011/08/24 16:12 | お知らせ | Permalink | Trackback

Aug 23, 2011

東日本大震災供養プロジェクト「一萬の祈り」のご案内

星野文紘特別研究員が行っている東日本大震災供養プロジェクト「一萬の祈り」をご案内します。 星野特別研究員は、出羽三山羽黒山宿坊「大聖坊」の山伏先達として活動しています。

「一萬の祈り」では、震災供養復興を願意とした般若心境の写経を広く一般に募り、 それを山伏自らがご神前で一枚一枚祈りを捧げ、月山山頂に建立される東日本大震災供養復興経塚に 写経すべてを埋設するというものです。 お一人で何枚でもご参加いただけます。詳細は以下のホームページをご覧下さい。 http://10000-inori.com/index.html

このホームページから写経用紙をダウンロードして参加いただく仕組みとなっていますが、 写経用紙の郵送をご希望される方は、ご住所・ご氏名・連絡先・ご希望枚数を以下のアドレスまで メールしてください(写経用紙はB4サイズとなっています)。 iaa_info@tamabi.ac.jp

以下、五月に発行された趣意書を掲載させて頂きます。

東日本大震災供養復興般若心経壱萬巻埋設経塚の建立趣意書

 平成二十三年三月十一日午後二時二十六分にマグニチュード九の大震災が発生した。この東日本大震災はその後の大津波により青森県から千葉県に至る太平洋沿岸地域の人も建物も車も船などあらゆるものを一のみにしました。静かな海が一遍に魔物になり自然の恐ろしさを見せつけられました。  そしてその被害者は現在亡くなった人が約一万五千人、行方不明者が約九千百人であります。この人たちを被害以来全国各地で色々な形で供養しておられます。本当にありがたい事であります。そこで私たち羽黒山伏は何が出来るかと考えた時、亡くなられた人たちの供養を日本を含めて世界の人達にして頂くことによって、亡くなられた人達と共に何百年に一度というこの大津波の教訓を後世に伝えていくことが必要と考えました。  そのために般若心経の写経を世界の人達に壱萬巻お願いし、集まった全ての写経を一枚一枚勤行して山に埋設する。そこに「東日本大震災供養復興経塚」を建立致します。その山は山形県の月山と致します。月山は出羽三山の一つであり、今回被災した地域の人達は全て出羽三山の信仰地域であり、中世時代より霞場、旦那場として現在も講を組織し崇敬者が非常に多い地域であります。今回亡くなられた人の多くもこの講の人達であります。月山はまた古来から死者の納まる山であり、東日本の総鎮府の山であります。そして今年は卯年で月山の御縁年の年でもあります。  具体的な進め方と致しましてはこの趣旨に賛同頂いた皆さまに写経の原紙をお送りし、勤行のできる方は集まった写経をすべて通しで勤行して頂き、終わりましたら会長宅に九月三十日まで送付頂きます。勤行はお任せという方は九月十五日まで、全て会長宅などで勤行致しますのでお送りください。またお浄めを御奉納頂けます方はお願い致します。但し経塚にお名前は記載致しません。今回の経費にさせて頂き、残りましたら義援金とさせて頂きます。  この経塚の建立は今年の十月九日(日)月山山頂で実施の予定であります。 どうぞ皆さんのご協力よろしくお願い致します。

     東日本大震災供養復興経塚建立実行委員会       会長   星野文紘(出羽三山 羽黒山宿坊「大聖坊」)       事務局長 関根理恵子(出羽三山神子修行道場三度位)

2011/08/23 19:07 | お知らせ | Permalink | Trackback

Aug 02, 2011

公開講義「映像人類学の未来にむけて」

英国マンチェスターを拠点に、欧州の第一線の映像人類学シーンで活躍する 川瀬慈特別研究員の一時帰国に合わせて、エチオピアで撮影された主要な川瀬作品を上映し、 中沢新一所長との討論を行う公開講義「映像人類学の未来にむけて」を開催します。 霊媒「精霊の馬」

入場無料、事前申込不要です。 日時:8月9日(火) 14時40分〜17時50分 会場:多摩美術大学八王子キャンパス レクチャーホールB 八王子キャンパスへのアクセス キャンパス地図 出演:川瀬慈(マンチェスター大学グラナダ映像人類学センター研究員、IAA特別研究員)、    中沢新一(IAA所長)  内容: 1.川瀬慈監督映像作品上映   使用言語:アムハラ語(日本語字幕)  撮影場所:ゴンダール、エチオピア連邦民主共和国) 1) 『ラリベロッチ −終わりなき祝福を生きる−』 2005年、30分  2) 『Room 11, Ethiopia Hotel』 2007年、24分  3) 『精霊の馬』 2011年、37分 

各作品の内容説明は、下記を参照下さい。

2.討論 川瀬慈×中沢新一   さらに、川瀬特別研究員が各国で関わる最新の映像人類学プロジェクトをご紹介します。

作品の内容説明 1) 『ラリベロッチ −終わりなき祝福を生きる−』  エチオピア高原北部を広範に移動するラリベロッチと呼ばれる唄い手たちは、早朝に家の軒先で唄い、乞い、金や食物を受け取ると、その見返りとして人々に祝詞を与え、次の家へと去っていく。ラリベロッチは、唄うことを止めるとコマタ(アムハラ語でハンセン氏病の意)を患うという差別的な言説のもと、謎に満ちた集団として人々のあいだで語られてきた。本作は、ラリベロッチ老夫婦の路上におけるパフォーマンスの即興性と創造性、聴衆との豊かなやりとりを克明に記録した。

2) 『Room 11, Ethiopia Hotel』  本作は、ホテルの一室での、ストリートチルドレンと制作者(川瀬)によるやりとりから生起する物語に焦点をあてている。被写体とのコミュニケーションを主体とした映像ナラティブを構築。2008年、イタリア・サルデーニャ国際民族誌映画祭においてPremioper il film più innovativo(最も革新的な映画賞)受賞。

3) 『精霊の馬』  精霊の馬(アウォリヤ・ファラス)とは、エチオピアのザール憑依儀礼の霊媒を意味する。エチオピア北部の都市ゴンダールは、古くからザールが盛んな地といわれ、ミシェル・レリスの著書『幻のアフリカ』における記録がよく知られている。本作では、ゴンダールのザール霊媒であるマレム・ムハメッド氏と精霊セイフ・チャンガルの交流、交感を軸に、当儀礼世界に人々がもとめるものを描く ザールに参加する川瀬特別研究員

作品撮影の舞台、エチオピア北部の都市ゴンダール

2011/08/02 18:08 | お知らせ | Permalink | Trackback

Jul 19, 2011

イルコモンズ監修「アトミックサイト」展

現在、多摩美術大学で「芸術の発生学」を教えているイルコモンズさんが 原子力にまつわるアーカイブ展示を行います。 雑誌・書籍や音楽・映像資料展示に加え、放射能測定器による実測プロジェクトも予定しています。

[日時] 2011年7月18日(月)-8月7日(日) 14:00-20:00(予定) ※25(月)/26(火)/1(月)/2(火)は休館 入場料無料 [場所] 東京・現代美術製作所 東京都墨田区墨田1-15-3 http://www15.ocn.ne.jp/~g-caf/

[主催] イルコモンズアカデミー [参加] 石川雷太、伊東篤宏、Julia Leser & Clarissa Seidel、中村友紀、山川冬樹、吉田アミ [協力] 現代美術製作所、路地と人、IRA、いるといらとそのなかまたち、素人の乱、MAPPIN PROTEST TOKYO、東京砂場プロジェクト、測定器47台プロジェクト、市民放射能測定所、原田企画、藤原夏来

イルコモンズさんとIAAの過去の活動記録はこちら ↓ ●IAA主催「bi-logic研究会」2009年5月22日 http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/iaa/article.php?id=213 <文化人類学解放講座「文化人類学者になりそこねた表現者たち」>というレクチャーをしてくれました。

●中沢新一・長谷川祐子 共同企画 東京アートミーティング 「トランスフォーメーション」展 アーカイブ展示「変容人類学研究所」 2010年10月29日〜2011年1月30日 http://rlatblog.wordpress.com/ 古今東西の「変身・変容」にまつわる資料を集めました。

イルコモンズさんのブログはこちら ↓ イルコモンズのふた。

過去の展示 アトミックラウンジ ※終了しました

2011/07/19 16:14 | お知らせ | Permalink | Trackback

Jul 13, 2011

今福龍太氏公開講義 「芸術人類学」

安藤礼二所員のコーディネートにて、 今福龍太氏の公開講義「芸術人類学」が多摩美術大学八王子キャンパスで開催されます。

講師:今福龍太氏(文化人類学者・東京外国語大学大学院教授) 日時:2011年7月14日(木) 13:00開始 場所:多摩美術大学八王子キャンパス 芸術学棟3階 25-312教室    入場無料 (事前予約なし) (満席の場合は入場をお断りする場合がございます。予めご了承ください。) お問合せ先:多摩美術大学 芸術学科研究室 042-679-5627

2011/07/13 14:50 | お知らせ | Permalink | Trackback

Jul 11, 2011

研究所友の会 交流会

友の会会員の方へのお知らせです。 以下の要領で交流会を行います。

日時 7月17日(日) 15時〜18時頃    当日はオープンキャンパス開催のため、自由に入校いただけます。 会場 芸術人類学研究所 (多摩美術大学八王子キャンパス メディアセンター4階) 出演 鶴岡真弓、安藤礼二(後半より出演予定です) 内容  1)鶴岡真弓所員によるトーク「光のデザイン世界」15時〜16時30分

ケルトから日本まで、広大なユーロ=アジア世界で生命に輝きを与える「装飾文様」を中心に、デコラティブ・アート&デザインの世界を語ります。 後半では、安藤礼二所員との対談も予定されています。

2)茶話会 簡単な茶菓、飲み物などご用意いたします。

会費 無料です。 事前申し込み制  7月14日(木曜)までに、以下のメールまたは電話でお申し込み下さい。  電話 042-679-5687 メール iaa_membership@tamabi.ac.jp

なお、当日研究所ではオープンキャンパス用の展示として、芸術人類学にかかわる 民族衣装や装飾資料、丸石神の写真、変容人類学のアーカイブを展示します。 オープンキャンパスの詳細は以下のサイトをご覧下さい。

http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/pro/oc/2011/index.php?k=d&id=d21

2011/07/11 14:28 | お知らせ | Permalink | Trackback