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Sep 28, 2009

平出隆署名入り『伊良子清白』特価販売のお知らせ!

平出隆所員の著書『伊良子清白』が、このたび新潮社から再版されました。

同書は、孤高の詩人・伊良子清白の全貌を示す貴重な評伝文学として、 芸術選奨文部科学大臣賞、藤村記念歴程賞を受賞しています。 また、2巻本貼函入りによる著者自装の装幀も、造本装幀コンクール経済産業大臣賞を受賞しています。 しかしながら、長らく品切れで入手困難な状態が続いていました。

この度、三重県鳥羽市に「伊良子清白の家」が開館したのをきっかけに、再び入手可能となったものです。

そこでこの機会に、平出所員からの特別提供として、著者サインを入れた上で、定価6,000円(税別)のところを、特価4,800円(税込・送料無料)で販売致します。 ご希望の方は、以下にて担当金子宛、お問合せ下さい。詳細をご案内申し上げます。  電話:042-679-5697  メール:iaa_info@tamabi.ac.jp

なお、数に限りがありますので(先着50冊分予定)、特価終了の際はご容赦下さい。

2009/09/28 19:18 | FMN-,お知らせ | Permalink | Trackback

Jul 22, 2009

「漂泊の詩人 伊良子清白の家」がいよいよ開館します!

明日23日(木曜)に、「漂泊の詩人 伊良子清白の家」が 三重県鳥羽市の鳥羽マリンパーク内にて開館します。

写真は、移築・館内展示の準備もほぼ整い、静かに開館を待つ日没後の清白の家の様子です。

この度の「清白の家」移築は、鳥羽市と芸術人類学研究所フィールド・ミュージアム・ネット(FMN)プロジェクトの共同企画として、詩人である平出隆所員、移築家である大室佑介特別研究員を中心に展示設計されています。 FMNプロジェクトにとっては、根岸子規庵に続く2つめの拠点となり、 プロジェクト構想が複数拠点によって立体化されはじめる、大きな節目となります。 海沿いの気持ちの良い場所ですので、是非お出かけ下さい。

明日は午前10時から開会セレモニーが行われ、木田鳥羽市市長や平出隆所員によるテープカット、平出隆所員による展示解説、地元中学生(鳥羽少年探偵団員)による清白の詩の朗読などが行われます。

鳥羽マリンパークの場所はこちらの地図をご覧下さい。 http://www.city.toba.mie.jp/kanko/map/H20map-shigaichi.pdf

FMNプロジェクト構想の詳細については、こちらをご覧下さい。 http://www.tamabi.ac.jp/iaa/fmn/index.html

2009/07/22 17:15 | FMN-,お知らせ | Permalink | Trackback

Mar 06, 2009

平出隆 三重県鳥羽市での講演

明日3月7日(土曜)、三重県鳥羽市において平出隆所員の講演が行われます。

タイトル:平出隆が熱く語る 伊良子清白 その漂泊と鳥羽 日時  :3月7日(土曜) 午後2時から 会場  :鳥羽商工会議所3階 かもめホール(三重県鳥羽市大明東町) 入場料 :無料 主催  :鳥羽ガイドボランティアの会 お問合せ:電話0599-25-1268

伊良子清白邸の移築プロジェクトが進む現地での講演です。 お近くの方は、どうぞ気軽にお越し下さい。

2009/03/06 15:34 | FMN-,お知らせ | Permalink | Trackback

Dec 02, 2008

岡井隆の最新歌集に研究所が登場

この10月末に、歌人の岡井隆さんが、 最新歌集『ネフスキイ』(書肆山田)を上梓されました。 この歌集は、2006年9月から2007年8月までの約一年間、 毎日日記のように数首の歌を詠み続ける中から生まれた、 表現と記録の中間のような作品で構成されています。

当時岡井さんが読んでいたレヴィ=ストロース『悲しき熱帯』の 感想をつづった歌などに混じって、2006年9月23日に研究所主催で 開催したシンポジウム「正岡子規と《写生》の思考―詩と絵のにじみあうところ」を詠んだ次の歌が掲載されています。

講師らの中に中沢新一が平出隆と並みたるぞよき

当日岡井さんも、シンポジウム講師として参加されていたのです。 なお、このシンポジウムの模様は、以下のサイトでご覧いただけます。 http://www.tamabi.tv/research/060923.htm

2008/12/02 19:54 | FMN-,お知らせ | Permalink | Trackback

Sep 02, 2008

根岸子規庵の糸瓜忌

今日から、根岸の子規庵で毎年恒例の糸瓜忌特別展示が始まりました。 財団法人子規庵保存会設立80周年の記念すべき今年のお題は、 「「女十句集」と明治の郵便回覧句会」です。

装幀家菊地信義さんのデザインによる美しいちらしが出来ています。

展示の監修は、研究所所員の平出隆先生。 新発見資料の「十句集」実物を見ることができます。 十句集とは、正岡子規が郵便回覧の方法で1896年から亡くなる1902年まで 毎月行っていた句会作品をまとめた小冊子です。 具体的なそのシステムは、  1.「女」「魚」などの毎月のテーマごとに参加者が10句ずつ投稿。  2.幹事が集まった投句(参加20人の場合計200句)を季節ごとに整理して    作者名を伏せて写した冊子を作成。    これを郵便で全参加者に一巡させます。  3.各参加者は、その冊子から自分が良いと思った作品を選句して幹事に    連絡。  4.幹事が選句結果を冊子に朱筆で書き込み、再度郵便回覧(二巡め)。    冊子は、選句の結果最高点を得た参加者に記念として贈呈されました。

以上1〜4のプロセスを、1ヶ月間の間にまわしていたのです。 これを毎月毎月亡くなるまで中心人物として継続していたわけで、 子規の旺盛な仕事ぶりにあらためて驚かされます。

本件は、ユニークで貴重な展示ということで、8月14日の読売新聞朝刊紙上 でも紹介されました。

2008/09/02 18:44 | FMN-,お知らせ | Permalink | Trackback