[title] Institute for Art Anthropology INFORMATION

September 2008

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Sep 16, 2008

折口信夫会のお知らせ(会場が変更になりました)

研究所所員の安藤礼二先生が参画している、折口信夫研究の集まり 「折口信夫会」の次回例会をご案内いたします。

第四回「折口信夫会―空白期の迢空(2)」:

今回は折口信夫会と折口博士記念古代研究所との共催となります。 特別ゲストとして作家の富岡多惠子さんをお迎えします。 また、折口信夫博士古代研究所小川直之氏のご協力により、迢空資料見学の時間を設けました。 詳細は以下の通りです。

(1)日時 10月11日(土)  (2)場所 國學院大學渋谷キャンパス  交通案内  キャンパスマップ (3)時間・会場詳細   1.資料見学 :学術メディアセンター地下展示室    13時 叢隠居、迢空書斎再現・迢空資料展示等見学会    (見学希望者は、メディアセンター地下展示室前に13時に集合下さい)

  2.講演・対談:國學院大學2号館3階2302教室(変更しました)    14時 迢空の初期作品をめぐって 松本博明(司会・成瀬 有)    15時 迢空の初期歌編をめぐって 富岡多惠子(司会・聞き手 安藤礼二)

  3.懇親会    16時30分〜18時:学術メディアセンター1階カフェラウンジ若木ヶ丘(変更しました)    (参加希望の方は、当日常盤松ホール入り口にて受付。) (4)参加費 1・2は無料、3のみ3,000円です。

  *講演・対談会場の2302教室は定員178名です。多数のご参加をお待ち申し上げます。

本件お問合せ先:  芸術人類学研究所 メール iaa_info@tamabi.ac.jp

2008/09/16 14:34 | お知らせ | Permalink | Trackback

Sep 13, 2008

小沢昭一氏特別講演

本日多摩美にて、小沢昭一さんの特別講演「芸能とわたし」が 行われました。

少年の頃の寄席通いから役者時代の経験、芸能研究の逸話にいたるまで、 幅広い話題を縦横無尽に、当初予定を大幅に超える約2時間、たっぷりと 語って下さいました。 周防猿回し一座復活のエピソード、瞽女さんと一緒に門付けに廻った 体験談など、迫力がありながらも軽妙洒脱な語り口に、あっという間に 2時間が過ぎました。

後半は、研究所中沢新一所長との対談が行われました。

ちょっと感動的だったのは、多摩美の清掃業務の方々の一団が、 業務終了後、作業着を着替える時間も惜しんで、コスチュームのまま 食い入るように講義+対談の聴衆に加わっていました。 大学の講義ではちょっと珍しい光景で、今回の企画の射程の広がりを 感じました。

2008/09/13 18:55 | イベント報告 | Permalink | Trackback

Sep 13, 2008

チベット文化研究会のチベット仏教講座

明日14日の日曜日、東京都内の田町にある東京グランドホテルにおいて、 研究所中沢所長のチベット仏教に関する講義及び対談が行われます。 これは、昨日から始まっている「チベット文化研究会35周年記念 Ven.Jetsun Khandro Rinpoche チベット仏教特別講座」の一部で 行われるものです。

内容・入場料・会場等の詳細は、以下のWEBをご覧下さい。 http://www16.ocn.ne.jp/~tcc/TCC-B/TCC-B.html#Khandro-R

2008/09/13 11:33 | お知らせ | Permalink | Trackback

Sep 09, 2008

三枝成彰氏作曲 ピアノ協奏曲「イカの哲学」

研究所中沢所長の平和論『イカの哲学』を モチーフとした、三枝成彰氏作曲のピアノ協奏曲「イカの哲学」が完成しました。

その初演として、北陸の金沢と福井にて、コンサートが行われます。 中沢所長も現地にかけつける予定です。 詳細は以下の通りです。

オーケストラ・アンサンブル金沢  第246回定期公演マイスター・シリーズ 岩城宏之メモリアル・コンサート

1.9月10日(水)19:00開演(18:15開場)   @石川県立音楽堂コンサートホール    指揮:井上道義    独奏:荒井結子(チェロ)、木村かをり(ピアノ)    曲目:三枝成彰 ピアノ協奏曲「イカの哲学」       ハイドン チェロ協奏曲 第2番 ニ長調       ベートーヴェン 交響曲 第1番 ハ長調 op.21    関連WEB

2.9月12日(金)19:00開演(18:15開場)   @ハーモニーホールふくい 大ホール    指揮:井上道義    独奏:荒井結子(チェロ)、戸田弥生(ヴァイオリン)       木村かをり(ピアノ)    曲目:三枝成彰 ピアノ協奏曲「イカの哲学」       ハイドン チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.?b-2       モーツァルトヴァイオリン協奏曲 第5番        イ長調「トルコ風」K.219    関連WEB

2008/09/09 14:22 | お知らせ | Permalink | Trackback

Sep 05, 2008

コラボレーションプロジェクト Homicevalo 完成

芸術人類学研究所と高木正勝氏(IAA客員研究員)とのコラボレーション映像作品 「Homicevalo ホミチェヴァロ」が完成しました。

この作品では、芸術人類学研究所が進めている「人間と動物」の関係を根本から見直す研究プロジェクトの一環として、世界中の神話が語っている「人間と動物の対称的関係」を、実際の映像をつかって表現することが試みられています。

26歳になる白馬ベイヤードと、フランスの曲馬サーカス「ジンガロ」への出演経験もある騎手の大淵靖子さんがプロジェクトに参加、2007年夏の北海道・足寄湖畔にて撮影が行われました。

馬と娘の悲劇的な恋愛を物語る「馬娘婚姻譚」(日本では『オシラサマ』として知られています)を参照しながら、独自の解釈による馬と人間の関係についての新しい神話を映像作品で表現しようとしました。それが人間(ラテン語で "homi")と馬(エスペラント語で"cevalo")の融合をあらわす、Homicevaloという作品タイトルの由来となっています。結果的にほぼ無声映像となった本作品は、かえって観る人を引き込み、それぞれの神話を観る人の心の中に生み出すかのようです。本作品は、今後多摩美術大学内での上映会、映画館での上映等を予定しています。

Homicevalo ホミチェヴァロ
2008年 12分

映像 : 高木正勝 出演 : ベイヤード (堀井厩舎), 大淵靖子 (多摩美術大学芸術人類学研究所) 企画 : 中沢新一, 多摩美術大学芸術人類学研究所, エピファニーワークス 参照 : 馬娘婚姻神話

スタッフ : ベイヤード・カンパニー, 大淵靖子 (多摩美術大学芸術人類学研究所) , 石倉敏明 (多摩美術大学芸術人類学研究所), 金子雅是 (多摩美術大学芸術人類学研究所), 林口砂里 (エピファニーワークス), 津村多恵, 遠藤知美  協力 : 堀井武俊 (堀井厩舎), 堀井博之 (堀井厩舎) 助成 : 財団法人 セゾン文化財団

なお、高木正勝さんの個展「イタコ」は 8/30(土)〜9/27(土)まで白金高輪の山本現代で開催中です。 ぜひご覧下さい。

2008/09/05 21:02 | お知らせ,展覧会情報 | Permalink | Trackback

Sep 04, 2008

鶴岡真弓ギャラリートーク

9月6日の土曜日に、東京目黒のギャラリー燕子花(かきつばた)において、 研究所所員鶴岡真弓先生のギャラリートークが行われます。

ギャラリー燕子花では、京唐紙の老舗である唐長の文様をテーマに、 特別展示「西の極み 東の極み 唐長文様の宇宙」を9月5日から 10月5日まで開催します。 これに関連したギャラリートークとして、 唐長十一代目千田堅吉氏と鶴岡先生の対談が、 9月6日(土曜)15時〜16時30分に行われます。 ご参加は要予約となっていますので、どうぞ以下に お問合せ下さい→電話03-3770-3401

ギャラリーのHP、特別展示詳細、会場地図は以下をご参照下さい。 燕子花HP 特別展示詳細 会場地図

ちなみに、ギャラリー燕子花は、女優の山口智子さんが、展示品のセレクションなど運営に関わっていらっしゃるようです。 山口さんは文様などについて頻繁に鶴岡先生と対話を重ねているようで、 そのようなネットワークが今回のイベントにつながっているのかもしれません。

2008/09/04 19:51 | お知らせ | Permalink | Trackback

Sep 02, 2008

根岸子規庵の糸瓜忌

今日から、根岸の子規庵で毎年恒例の糸瓜忌特別展示が始まりました。 財団法人子規庵保存会設立80周年の記念すべき今年のお題は、 「「女十句集」と明治の郵便回覧句会」です。

装幀家菊地信義さんのデザインによる美しいちらしが出来ています。

展示の監修は、研究所所員の平出隆先生。 新発見資料の「十句集」実物を見ることができます。 十句集とは、正岡子規が郵便回覧の方法で1896年から亡くなる1902年まで 毎月行っていた句会作品をまとめた小冊子です。 具体的なそのシステムは、  1.「女」「魚」などの毎月のテーマごとに参加者が10句ずつ投稿。  2.幹事が集まった投句(参加20人の場合計200句)を季節ごとに整理して    作者名を伏せて写した冊子を作成。    これを郵便で全参加者に一巡させます。  3.各参加者は、その冊子から自分が良いと思った作品を選句して幹事に    連絡。  4.幹事が選句結果を冊子に朱筆で書き込み、再度郵便回覧(二巡め)。    冊子は、選句の結果最高点を得た参加者に記念として贈呈されました。

以上1〜4のプロセスを、1ヶ月間の間にまわしていたのです。 これを毎月毎月亡くなるまで中心人物として継続していたわけで、 子規の旺盛な仕事ぶりにあらためて驚かされます。

本件は、ユニークで貴重な展示ということで、8月14日の読売新聞朝刊紙上 でも紹介されました。

2008/09/02 18:44 | FMN-,お知らせ | Permalink | Trackback